20151210日付のスポーツ報知によると、

「テコンドー女子57キロ級でリオデジャネイロ五輪代表に内定した浜田真由(21)=徳山大=が9日、出場していたグランプリ・ファイナル(メキシコ市)から成田空港に帰国。同大会で使用した防具が五輪仕様に一新され、浜田が得意とする押し蹴りに反応しない仕様に変更されていたことが分かった。五輪金メダル最有力候補には“寝耳に水”の事態で、残り8か月で戦術の変更などが求められることになった」

(※記事から引用)

と報じていました。


浜田選手といえば、日本のテコンドー界が期待するホープ。

今年5月に開催された世界選手権では、優勝しており、リオ五輪はもちろん、当然、今回のグランプリファイナルも優勝が期待されていたので、個人的には「安心して結果を見守っていた」感じでした。


しかし、結果は、なんと1回戦負け。

1回戦負けした試合の詳細をまだ、映像でちゃんと見ていませんが、スポーツ報知の記事によると、浜田選手が得意とする「押し蹴り」が、反応しなかったというのだ。


ご存知の方も多いと思いますが、テコンドーは、ポイント制で勝敗がつくようになっており、2008年からフェンシングのように相手の攻撃が当たると電子反応がある防具を着用して試合を行う。

この防具は、国際大会では、国際連盟が用意したものを装着して試合を行う義務がある。


ところが、今大会から「防具がリオ五輪仕様に変更」されていて、浜田選手が得意とする「押し蹴り」がポイントにならない、要は、防具に反応しないというのだ。


確かに、浜田選手の得意とする「押し蹴り」は、ボクシングでいえば「ジャブ」のようなタイプの蹴りで「ボクシングの採点」のように「有効打か否か」という話になると、「手数は多いけど有効打ではない」という捉え方もできる「足技」である。

だから、テコンドーの採点方法が、「押し蹴りでは得点を与えない」という規定に変わっているならば、まだ、話は分かるが、今回の変更は「防具の変更」で、押し蹴りを含めて、「ポイントは有効打でないと与えない」という規定の変更ではない。


つまり、防具の変更をするならば、それ以前に、「ポイントとなる技の定義」を見直さなければ、おかしなことになってしまう。


そして、不可解極まりないのが、「新防具がまだ発売されていない」という点。

発売されていないから、どの程度の衝撃を防具に与えればポイントとして認められるのかが、検証できないのだ。


それにしても、こんなおかしな話はない。

国際テコンドー連盟は、このような重要な変更手続きに関して、まるで、ロジカルな手順を踏んでいない。

上半身に対する攻撃のポイントの定義が変更されていないにもかかわらず、防具の反応レベルを変更するというのは、理屈としておかしい。

こんなおかしいことを平気でやってしまう国際連盟にまっとうな競技運営管理ができるはずがない。

したがってスポーツ仲裁所に不服を申し立てしてもいいレベルだと思う。

(うがった見方をすれば、浜田選手潰し??)


とはいっても、現実的には、リオ五輪は、この新防具で戦うことになる。

浜田選手には、なんとしてでも、新防具に対応した技を磨いてほしいと思う。



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