2015年12月3日付の北海道新聞によると、
(以下引用)
「JR北海道とJR東日本は3日、来年3月に北海道新幹線(新青森―新函館北斗)が開業するのに伴い、東京―新函館北斗間(約863キロ)を結ぶ最速列車の所要時間を4時間2分とする方針を固めた。沿線自治体や与党などから4時間切りを求める声が出ていたが、JR側は安全性を最優先し確実な定時運行を目指すため、開業から当面の間は一定の余裕を持たせることにした。3日午後にも、JR側から与党に報告する。詳細なダイヤは18日に発表する予定」
(引用ここまで)
と報じていました。
やはり「4時は切れなかったのか」という少し残念な気持ちが、記事を読んだ時の率直な感想でした。
それにしても、いよいよ、北海道新幹線開業まで4ヶ月を切りました。
「東京⇔新函館北斗」の所用時間のポイントは「4時間」とずっと言われてきました。
「なぜ4時間か?」といえば、飛行機にするか、鉄道にするか、の境目時間が「4時間」なのです。
羽田空港から函館空港に飛行機で飛べば、実際に飛んでいる時間は、1時間ちょっとですが、搭乗手続きや大荷物があれば、荷物を預け回転テーブルから荷物が出てくる時間、空港から市内までのアクセス時間等を考えると、飛行機を利用しても、なんだかんだで、4時間は掛かります。
仮に、飛行機の正規料金と新幹線の料金がどっこいどっこいだったら、飛行機は、台風や雪害リスクもあるので、新幹線利用者は、そこそこいると思います。
しかし、「3時間台(3時間59分でも)」と「4時間台」は、受ける印象がぜんぜん違います。
ちなみに、「4時間2分」で東京と新函館北斗を結ぶ列車の停車駅は、大宮、仙台、盛岡、新青森のみとなるそうです。
時間短縮のネックは、やはり「青函トンネルを含む貨物列車との共用部分を含む約82キロの区間」で、この区間は最高速度が140キロだという。
もちろん、在来線特急と比較すれば十分速いのですが、新幹線で140キロでは、徐行運転レベルです。
鉄道の技術的な側面を度外視した意見ですが、現在の新幹線は「東京駅で分断」されています。
通しで乗車する人は、鉄道ファンしかいないはずですが、「JRグループの威信をかけて」北海道から九州まで新幹線網が整備されたことから、「鹿児島中央発新函館北斗行き」という列車が、1日1往復でもいいので、走らせられないものかな、と思う。
また、これも現実離れしていますが、「仙台発名古屋行き」というような新幹線は、飛行機の所要時間や利用者ニーズを考慮しても、利用者はそこそこいるのではないかと思う。
でも、まず、現状では、臨時や企画列車としても100%ない話ですね。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ466号より)
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