一般的に、組織体系は、大企業は「ピラミッド組織」、中小零細企業は「フラット組織」といわれている。


おさらいしておくと、


「ピラミッド組織」とは、

◇組織が大規模化するにつれ、管理職の目が届く部下の人数に限界が生じ、本部、部、課、係などの管理の単位を階層的に設定する必要が出てくる

◇指揮命令系統が明確に定義され、階層が多い

◇ピラミッド組織は、規律統制に基づく組織構造で、中央集権的意思決定が行われる

◇職員は上下関係や階層意識が強く、職場には規律や規範が多い

◇職員の業務は細分化され、ルーチンワークの傾向が強い
◇組織をコントロールしやすく、作業効率性を高められることが利点

◇クリエイティブな業態では向いていないといわれる

といった特徴がある。


つまり、ピラミッド組織は、軍隊組織が原型といわれており、指揮命令系統が上意下達である場合は、とても機能しやすいわけです。

逆に問題点は、「伝言ゲーム」という「子供の頃の遊び」で経験したように、組織が重層的な階層構造を経ることで、正確に意図が伝達されず、またその伝達速度も遅いことです。

そしき、組織の末端は、いわゆる「指示待ち」になり、現場判断力が低下する、とも言われています。


であることを求められているともいえ、現場の判断力低下につながることは昨今の経営環境では致命的な欠陥となります。


『フラット組織』とは、

◇いわゆる「文鎮型組織」のこと

◇階層が少なく(または階層がない)平らな組織

◇階層の簡素化により、意思決定 をより迅速化することができる

◇職員の自律性・自発性を前提にした組織形態

といった特徴がある。


つまり、フラット組織のポイントは、「意思決定の迅速化」と「職員の自律性・自発性」が狙いです。

フラット組織を上手く運営するための課題としては、職員に共通の組織目標をいかに徹底するかである。

「自律性・自発性」のための人材育成は必要ですが、それだけでは個人の集合体であり、「組織力」となりません。

各職員の自律を前提に、組織で共有すべき目標や価値観を設定する取り組みが必要になります。


ある講演会で、勢いのある中小企業経営者の「組織論」を聞いていたら「ベンチャー企業」には、「ダイヤモンド組織」が必要だという。


ピラミッド組織、フラット組織は、前述したような特徴があり、よく知られている組織体系ですが「ダイヤモンド組織」という組織体系は知らなかったので、「んっ?なんだろう?」と思って聞いていると、

職員が組織的に、

◇位置づけがある(組織の中に位置づけされた目標)

◇役割がある

◇権限がある

といった組織のことだそうだ。


つまり、「経営層が一般職員を上からも下からも支える」イメージになるようだ。

要は、「トップダウンのスピード」と「ボトムアップの機動力」の双方を上手く発揮させるために、職員を中心とした「経営者・管理者が方向性を示すとともに実施を支える組織体系」ということなのだ。


意思決定のスピードと、職員の自律性・自発性を上手くコントロールできるように工夫された組織体系が「ダイヤモンド組織のポイント」なのだろう。

「機動力の推進」として「部門横断の委員会」で活動を展開していくことも重要な要素である。

「ダイヤモンド組織」は、組織作りの参考にしたい考え方である。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ442号より)



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