2015年11月19日付の「乗りものニュース」によると、
「JR東海は東海道新幹線における車内改札の方法を変更すると発表しました」
と報じていました。
東海道新幹線に乗り慣れている人なら「常識」的な話ですが、いまでも東海道新幹線では、全ての乗客に対し車掌が切符を直接チェックしています。
東北・上越・北陸・秋田・山形新幹線では、原則的に、車内改札はないので、東海道新幹線に乗車すると、「めんどくさいなぁ」と感じることが多々あります。
知っている方が殆どですが、現在、乗客は、ほぼ、100%自動改札を通って列車に乗り込んでいます。
したがって、自動改札を通ったデータが、車掌がもつ携帯端末機に送られ、指定座席のチェックができるの不要なわけです。
東海道新幹線も、そのシステムがあるはずなのに、なんで車内改札があるのかな、と思っていました。
新幹線に乗ると「睡眠時間」として活用することが多い私には、車内改札の廃止は朗報です。
改札を実施する場合は、切符の指定とは違う場所に座っている場合や自由席利用の場合、フルムーンなど利用資格が限定されている切符の利用者の場合などのみになるという。
車掌さん達の車内業務が簡素化されるのは結構なことであるが、昔は、よく、乗り越しや乗車変更にともない車内で切符の変更手続きや販売を行っているシーンをよく見かけたが、最近は見ない。
いつだったか、乗車変更の問いあわせを車内で車掌さんに相談している乗客がいたが、その車掌さんは、乗換駅でその手続きをするように勧めており、切符の変更や販売等はしなかった。
車内改札もなく、そんなに混雑している時間帯でもなかったので、切符の変更手続きを車内でやってあげればいいのに、とはたで見ていて思った。
また、先般、今どきは珍しい「切符のダブルブッキング」(ダブって指定座席を販売)のケースがあり、その片方が外国人だったので、困ってまごまごしているケースがあり、車掌さんを呼び止めて、その対処を依頼したが、グダグダの対応ぶりを目の当たりにしたこともあった。
車内改札の廃止により、車掌さんの車内業務が減った分、安全強化とか外国人向け対応サービスの向上など別の業務にその労力は振り分けられるのであろうか?
単に車内業務を減らすだけでは、車掌の本来の役割をきちんと果たし、数少ない業務をしっかりと遂行する能力が低下していくに違いない。
そのあたりの対策も想定して、車掌の力量向上や維持のマネジメントをしていって欲しいものだと思う。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ464号より)
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