2015年11月11日付の北海道新聞によると、
「JR北海道は10日、釧網線の冬季限定の観光列車「流氷ノロッコ号」(知床斜里―網走間)の運行を、今冬を最後にやめる方向で検討を始め、沿線自治体に伝えた」
と報じていました。
流氷ノロッコ号といえば、
◇1990年運行開始
◇年間2万人が利用
◇時速30キロ程度の低速運行
◇車内にだるまストーブを設置
という北海道の冬の名物列車である。
廃止の理由は、ディーゼル機関車の老朽化。
JRは、老朽化したディーゼル機関車を順次廃車していく方針で、ノロッコ号を運行する機関車は4両あり、廃車予定が1両あって、残りは3両となると、「機関車が足りない」のだという。
しかし、このニュース、そのまま「ふーん、JR北海道はノロッコ号の運行を止めちゃうんだ」と読んでいいのだろうか?!
なぜならば、JR北海道としても、ノロッコ号は、収支は仮にトントンだったとしても、目玉観光列車である。
この報道を発信することで、流氷観光に力を入れる周辺自治体に、「機関車購入、あるいは、ノロッコ号維持のための予算を協力してもらえませんか?」というポーズなのではないだろうか?
鉄道に関係する観光は、全国的に人気がある。
例えば、SLは、全国的に人気があり、大正や昭和製造の機関車も手を加えて、今でも現役として使用されている。
「設備が古くなりましたから廃車にします、だから、ノロッコ号も止めます」
というJR北海道の説明は、イマイチ納得感がない。
今後、JR北海道や周辺自治体の動向を要チェックしていきたいと思う。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ463号より)
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