2015年11月3日付のスポニチアネックスによれば、
「ソフトバンクの吉井理人1軍投手コーチ(50)が3日、自身のブログで今季限りで退団することを電撃発表した」
と報じていました。
秋季キャンプ入りが4日からで、時期的に異例の退団である。
今年、リーグ制覇、日本シリーズ2連覇と「圧倒的強さ」をほこったソフトバンクは、強力打線の方が印象が強いかもしれないが、投手力も抜群だった。
控え投手陣にも他の球団からしたら、「ウチなら先発で起用したい」と思える投手がワンサカいて豊富。
そもそも、大リーグから戻ってきた松坂大輔投手もまだ、くすぶっているぐらいだ。
そんな投手陣の活躍は、「豊富な資金力」で外国人選手を獲得しているという点もあるが、吉井投手コーチの指導力も大きかったに違いない。
ただ、メディア情報だと、吉井コーチに対する球団からの来期の契約オファーは、「3軍オファー」だったという。
このあたりが、まず一般人には解せない。
普通に考えれば、工藤監督との確執があった。
しかし、投手陣の結果を出した要因のひとつでもある吉井コーチを辞めさせるわけにはいかない。そこで、吉井コーチから「やーめた、やってられない」と自ら言わせるように、不本意な配置転換(3軍コーチ)をオファーした。
球団(工藤監督?)の思惑通り、吉井コーチは自ら退団を申し出た。
・・・というような展開なのだろうか?
吉井コーチといえば、ソフトバンクの前は、北海道日本ハムファイターズの投手コーチを務めていたが、この時の退団は、栗山監督と確執があったといわれている。
監督には、球団幹部やフロントから観客動員など営業的な面の期待もあるし、現場を預かるコーチからしたら、頑張っている選手や結果を出している選手を監督に進言して使ってもらいたい。
しかし、最終決断は監督だから、自らの想いが通りにくければ、指導している「愛弟子」たちに申し訳ないし、監督や球団に対する不満も高まるだろう。
今回の退団理由の真相はわからないが、職人肌である吉井コーチの性格と球団の対立かもしれない。
ちなみに、吉井コーチは、自身のブログによると、2014年に入学した筑波大学大学院で修士論文を書き上げることに集中するという。
しばらくは「テレビやラジオの解説」で、吉井氏の活躍を期待するが、またいつか、ユニフォームを着てほしいと思う。
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