2015年10月29日の朝日新聞デジタルが、
「サントリーホールディングスが「特許権を侵害された」として、アサヒビールにノンアルコールビール「ドライゼロ」の製造や販売の差し止めを求めた訴訟で、東京地裁は29日に、サントリーの訴えを退ける判決を言い渡した」
と報じていました。
記事によると、
◇サントリーはノンアルコールビールの特許権を2013年10月に取得
◇サントリーは、アサヒビールのドライゼロがこの特許を侵害しているとして訴えた
◇アサヒビールは、サントリーの特許は既存の製品から容易につくることができ、特許として無効、と主張
◇サントリーは敗訴の判決を受け、知的財産高裁に控訴すると発表
◇サントリーの「オールフリー」とアサヒの「ドライゼロ」はシェア首位を争っている
ということらしい。
個人的に注目しているのは、知的財産高裁が、どんな判断を下すのか?です。
この判決、サントリー側にとっては、承服できないでしょう。
なぜならば、言わずもがなですが、特許を持っているからです。
「既存の製品から容易に作れるから特許でない=特許無効」というのであれば、特許を与えた「特許庁のメンツ」も関わってくる。
ただ、一般論として、実用新案の多くは、「既存の製品や製法から容易に作れる」ものであり、アサヒの主張が通るのであれば、特許制度は意味がなくなってしまう。
話はそれますが、今、TBS系で「下町ロケット」というドラマが放映されています。
中小企業が保有する特許をめぐり大企業とバトルを繰り広げるのです。
サントリーの特許同様、ドラマの方も面白く、どう展開されるのか、注目です。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ461号より)
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