松坂大輔投手など有名選手を多く育て、2015年の夏の大会で勇退した高校野球の名門「横浜高校の名将 渡辺元智監督」が、退任にあたって、

「成功より失敗、栄光より挫折、勝利より敗北から学ぶことがある。

高校野球は、教育の一環ではなく、教育そのものだ」

と語ったという。

50年間にわたって、高校野球を指導してきた名将の言葉には重いものがある。


そんな渡辺氏も20歳でコーチとして母校に戻った時は、「スパルタ指導」オンリーだったという。

要は、

「日本一長くて、きびしい練習を課せば、結果が伴う」

という理屈である。

当然、今なら「不祥事」になってしまうが「鉄拳制裁」も加えたという。


しかし、そのような指導でも、。全国制覇し、監督として有頂天になっていたら、試合では勝てなくなった。

そこで、仏教界の高名な方から、

「一流になるには一流の人物と会いなさい。だからといって一流にかぶれてはいけません」

と諭されたという。


それ以後、指導では、「コミュニケーション」を一番大事にすることにしたという。

つまり、

◇他人の意見に聞く耳を持つ

◇選手の立場に立って会話を大事にする

◇目線の高さを同じにして話す

◇直接本人に口頭で伝える(メールは会話のきっかけに過ぎない)

ということを重要視したそうです。


もちろん、横浜高校が強かったのは、こうした渡辺氏の指導方法以外に、渡辺氏を慕って全国から身体能力が高い選手が集まって来ていた、という「もともとの能力」もあるとは思います。

しかし、指導者のいちばんの必要なものは、

「指導対象者の立場に立って考えを理解し、話しを聞き、アドバイスを欲しているか、そうでないか、やっていることに対して疑心暗鬼になっていないか、を見抜いて指導する能力」

なのでしょう。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ457号より)



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