2015年10月6日付の毎日新聞によると、
「自民党の行政改革推進本部は6日、2020年東京五輪・パラリンピックの主会場となる新国立競技場を建設しない選択肢を持つことを提言する報告書を公表した」
と報じていました。
記事によると、河野太郎本部長は、
◇新整備計画が総工費の上限は1550億円、工期短縮目標を2020年1月末に置くと表明
◇「品質が落ちるなら勇気を持って建てないという選択肢を持つべきだ」との考えも示した
◇「陸上は日産スタジアム(横浜市)、サッカーの決勝は埼玉スタジアム(さいたま市)、開会式は街中でやればいい」と述べた
という。
東京五輪を招致しておいて、開会式や閉会式を執り行うメインスタンド建設が「建設しない選択肢もある」とは穏やかでないとも思えるが、実際のところ、JOC(日本オリンピック委員会)や文部科学省といった関係機関は、こうしたこともそもそも考慮すべきであったのだろう。
そもそもで考えれば、7万人も8万人も収容するようなイベントが、五輪以外にあるだろうか?と考えた場合、有名アーティストのコンサートやライブならそのぐらいの集客はあるかもしれないが、スポーツイベントとしては、ワールドカップサッカーや世界陸上招致以外に、ありえない。
仮にあったとしても、そうしたイベントで観客席が埋まる規模のイベントが年間に何回も開催されるわけがなく、五輪後のことを考えれば、「旧国立競技場を改修して使う」という選択肢も持つべきだったのだ。
ただ、旧国立競技場が取り壊されてなくなってしまった今、中途半端な新国立競技場が完成しても、なんだかわくわくしない感情もある。
この際、河野本部長が述べたように、「スタジアム無しの開会式閉会式」という「世界初の試み」も検討しても良いのではないかと思う。
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