2015924日付のJ-CASTニュースによると、

(以下引用)

「民主党代表代行の蓮舫参院議員が「意外」なところで「批判」された。

ツイッターに投稿した1枚の写真がきっかけで、「マナー違反」を指摘する書き込みが相次いだのだ。
「釜石の恵!」というコメントの下に表示されているのは、白い皿に乗った焼きサンマ。

しかし、一般的な盛り付け方と違ってサンマの頭が右に向いていたため、一部ユーザーから「右向いてますよ。右www」「魚の置き方も分からないのか?」などと厳しく「追及」された。」

(引用ここまで)


「焼き魚」は、法事などを除き、一般的には、「頭を左にして盛り付ける」のが一般的である。

頭を左にする理由は、諸説あるようですが、多くの説を整理すると、

◇日本料理の盛り付けの原則が「左上位」、「左優位」ため

◇日本人は右利き文化のため「食べやすい」ため

◇日本料理の盛り付けは、左側にメインとなるものを置く(例:ごはんとみそ汁の関係)

というような理由から「焼き魚の頭は左向き」となるようです。


蓮舫議員は、48歳ですから、「大人」ですが、私の友人、知人のSNSやブログを見ていても、若い人は、あまり、料理の配置には、気を配らないようで、蓮舫議員の例のようにご飯を右、お味噌汁を左に配置して「今日の晩御飯です」と記事をアップしている方も意外と多いです。


個人的には、私の場合、使い分けていて、「マナーを守らないといけないシチュエーション」では、「昔からの礼儀作法に即すべき」派、ですが、「日常生活」では「どうでもいんじゃない」派です。


「どうでもいいんじゃない」派とわたしが化している理由は、

「昔の日本人は「箸は右手で持つもの」が徹底されていて「箸を左手で持つ」はマナー違反であったが今は左手で箸を持つことは容認されている」

という価値観の変化があるからです。

食べやすさでいえば、左利きの場合、ご飯は右にある方がお茶碗を持ちやすいし、魚も食べやすい。


「昔からの礼儀作法に即すべき」派と化すときは、

「この人は常識を知っている」、「教養がある」

と見られたい、あるいは、そうしないと相手から評価されない時があるからです。


ただ、公開範囲が「友達限定」など限定されたSNSやブログでは、どうでもいい話でも、不特定多数の誰もが見られるネットの世界ともなると、「一般常識的な作法」に即して記事をアップさせるべきだったのだと思う。

特に蓮舫議員の場合は、父方の出身が台湾であるから、「お育ちからマナーを知らないんだ」との中傷から叩かれやすいし、Twitterのフォローワーは35万人を超える(ちなみに、わたしも蓮舫議員のツイッターのフォローワーです)から、蓮舫議員に対して理解者ばかりではない。


また、この「焼き魚事件」のツイッターの記事は、削除されたそうであるが、その理由を現時点で明記していないのも、ニュース性を高めてしまい、「プチ騒動」となっている。

やはり、政治家は、突っ込まれない常識的な振る舞いと説明責任が重要なのである。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ456号より)


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