JRの駅ナカ売店は「キヨスク」または「キオスク」と呼ばれている。

(注とりあえず、以下、キヨスク中心に表記)

国鉄が分割民営化される前は「財団法人鉄道弘済会」が「キヨスク」を運営していたが、JRグループとして分割された際に、6つの株式会社(北海道キヨスク、東日本キヨスク、東海キヨスク、西日本キヨスク、四国キヨスク、九州キヨスク)に分割されたという。


ちなみに、「KIOSK(キヨスク)」の語源は、「トルコ語の東屋(あずまや)」を語源とする言葉が英語になっていて、清く」「気安く」の意味から「キヨスク」と読ませたそうだ。

しかし、20077月に「東日本キヨスク」が、社名を「JR東日本リテールネット」に変更することに合わせて、呼び方として「キヨスク」と「キオスク」が混在していたが、これからは「キオスクと呼んでください」とJR東日本管内のKIOSKはなったという。


個人的には、英語をカタカナ読みにしているのだから、どっちでもいいが、JR東日本では、ローマ字読み「正式な呼び方」にしたということなのでしょう。


キオスクの「プチうんちく」はこのあたりにして、近年、キオスクの休業店舗や休業時間が増えていて不便である。

世の中的には、売店タイプのキオスクよりコンビニタイプのニューデイズの売り上げが、いまや多いそうであるが、個人的には、電車の乗り継ぎ時間に素早く商品が購入できるキオスクが好きだ。

しかし、いわゆる「ワンオぺ」売店が多く、人手不足から休業を強いられるキオスクも多いようだ。


また、以前は、「交代要員」といわれるキオスクの要員がいて、店員さんの休憩時間の穴を、その要員が各駅をまわり、「売店の営業時間の穴を作らないよう」にしていたが、どうも、その「交代要員」すら確保できないらしい。


こちらとしては、目的地に到着するまでの経路を頭に入れながら、「あそこのキオスクでお茶を買って、雑誌を買って・・・」とイメージしている。

しかし、「キオスクの休憩時間」に入っていると品物が買えないので、そのイメージが壊れ、車内で手持無沙汰になりフラストレーションがたまるので、安全を見て、そのキオスクがある手前のコンビニ等で商品を買うことになる。


わたしだけでなく、「休憩時間で買えないと困るから開いている店で先に買ってしまおう」というお客はたくさんいるわけで、そうなると、キオスクの利便性はどんどん失われ、こうして、さらに休業や廃止にいたるキオスクは増加していくのだろう。


実際、いまどきの客層は品ぞろえの多さから、エキナカにキオスクとコンビニ売店があったらコンビニを選ぶ方が多いという。

そのうち「昔はあったけど今は無いもの」にキオスクはなってしまうに違いない。


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