2015年9月4日付の産経新聞が、
「政府は3日、国のスポーツ行政を総合的に推進するスポーツ庁の初代長官に、ソウル五輪競泳金メダリストで順天堂大教授の鈴木大地氏(48)を充てる方針を固めた。10月1日の同庁発足に合わせ就任する。政府は同庁が2020年東京五輪・パラリンピックの選手強化の司令塔となることを踏まえ「現場感覚を持つ若い民間人」(政府関係者)を重視して選考した。」
と報じていました。
スポーツ庁は、本来、今年の4月に発足予定でしたが、各省庁からの人事などの調整が付かず、10月に発足がずれ込んでいました。
ちなみに、「スポーツ」は、外来語ですが、外来語の名前の付いた省庁は「スポーツ庁」は、国内初でしょう。
話を戻すと、スポーツ庁は、文部科学省や厚生労働省など各省庁にまたがるスポーツ行政を一元化する目的で発足するという。
組織体制は、文科省のスポーツ・青少年局を母体として、内閣府、外務省、国交省、厚労省、経産省、環境省、農林水産省の7府省の職員23人を再配置して、総員121人になるという。
また、内部組織の部署は、
◇2020年までの「オリンピック・パラリンピック課」
◇選手強化を支援する「競技力向上課」
◇スポーツを通じた国際貢献を推進する「スポーツ国際課」
◇障害者スポーツを含めた普及を図る「スポーツ健康推進課」
◇全体の戦略をまとめる「政策課」
の5課体制。
ただ、実際のところは、おそらく、鈴木大地氏が初代長官に就任したことからもわかるように、「2020年東京五輪・パラリンピック」対策が重点課題になるのであろう。
国は、2020年東京五輪での金メダル数30個というめちゃめちゃ高い目標を掲げているので、なんとしてでも、鈴木大地氏の長官就任で達成して欲しいものであるが、海千山千の官僚を使いこなせるのだろうか。
個人的には、競技スポーツ振興に力を入れて欲しいが、国を考えれば、健康増進、医療費削減という点での生涯スポーツも、スポーツ庁には期待したい。
鈴木大地氏の手腕に期待したい。
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