ランニング界においては、若干旧聞に属する話ですが、2016313日開催の名古屋ウィメンズの大会要項が710日に発表されました。

大きく変更になった点は、なんといっても、エリート資格の基準。


今年の場合は、例えば、

◇ハーフマラソン 1時間30分以内

◇フルマラソン 3時間15分以内

だったのに対して、2016年大会は、

◇ハーフマラソン 1時間20分以内

◇フルマラソン 3時間以内

30キロマラソン(公認フルマラソンの30キロ通過タイムでもOK2時間2分以内

と大幅に基準が上がりました。


学生さんや実業団選手なら、ハーフマラソンを1時間20分というのは、フルマラソンの3時間よりもむしろ容易な世界ですが、大人になってからマラソンを始めた多くの女子市民ランナーにとっては、ハーフマラソン80分以内というのは、かなり高いハードルです。

ちなみに、現時点で、日本のマラソン大会で、出場資格が一番厳しい東京マラソンの女子エリート資格がフルマラソン2時間52分以内となっていますが、2時間52分以内で走れても、ハーフ1時間20分以内をクリアできないランナーは結構います。

要は、そのぐらい、ハーフマラソンでの出場資格ゲットは難しいのです。


したがって、普通に考えれば、名古屋ウィメンズに出場するには、一般エントリーで抽選結果を待つか、出場権付きのツアーに申し込むか、正攻法でエリートエントリーを目指すのであれば、

「フルマラソンで3時間以内」

あるいは、

30キロを2時間2分以内」

をクリアするしかないわけです。


わたしが陸連登録している北海道陸上競技協会所属の女子ランナー(市民ランナー)で20153月の名古屋ウィメンズには、134人がエリートエントリーで出場されましたが、2016年基準になると出場できるランナーは、このうち、2人しかいません。

そもそも、北海道女子市民ランナーで、サブスリーあるいは30キロを2時間2分以内で走れる選手自体が現役では、4人しかいません。

話は少しそれますが、エリートエントリーだと、参加費用も安かったのですが、2016年からは、一般エントリーと同額です。

2016年の大会要項が大幅に変更された理由は、公式には発表されていませんが、どんな理由なんだろうと思います。


女子マラソンランナーの場合、主要な大会は、4つあり、

◇東京マラソン→エリートエントリーはフルだと2時間52分以内

◇名古屋ウィメンズ→フルだと3時間以内

◇大阪国際女子マラソン→フルだと3時間13分以内

◇さいたま国際マラソン→フルだと3時間30分以内

となっており、今まで、名古屋、大阪、旧横浜のエントリー資格を保有していたランナーは、3時間15分、あるいは、3時間13分というのが「ひとつのプライド」であり、さいたま国際の「3時間30分」は、「魅力がない大会」になって、エントリーを見送る(わざわざ遠方から交通費をかける魅力がない)方も多いように聞いていました。

しかし、名古屋ウィメンズの「基準爆上げ」により、「さいたま国際へのエントリー」を検討する向きも多いのではないでしょうか。



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