仕事がバタバタしていて、ネットニュースを見ていなかったので、情報把握が遅れましたが、2015年6月30日に発生した「東海道新幹線の車内の焼身自殺事件」は衝撃でした。
しかし、ニュースを聞いた時にすぐに感じたのは、「とうとうこういう事件が起きたか」です。
新幹線は1964年の東京五輪に合わせて開通したので、今年で51年。
「高速鉄道なのに事故なし」が、東海道新幹線の世界的なウリですが、今回の事件は「焼身自殺」なので、JR東海側の責任は基本的には問えないが、「危険物の持ち込み対策」という点では、「乗客のモラルに任されている」ということが、浮き彫りになった事件であると思う。
今回は、「焼身自殺」であり、「悪意のある事件」であるが、JR東海がウェブサイト上で、列車内の持ち込み禁止物に指定している危険物(灯油やガソリンなど)を乗客が持ち込んだ場合、、そして、それに誤って何かの拍子で引火してしまった場合は、とんでもない大惨事になるのである。
報道によると、自殺した男性は独り暮らしの71歳で近所づきあいはなかったという。
また、発生した火災の煙が原因とみられる巻き添えで52歳の女性が亡くなった。
自殺原因や巻き添えで亡くなった方の死亡原因も今後明らかになると思うが、まずは、
◇危険物の持ち込み対策
◇車内不審者の監視および通報体制
を強化する必要がある。
東海道新幹線の場合、基本的には、運転士1名、車掌長1名、中乗り車掌1名、後部車掌1名の4名体制です。
つまり、運転士を除き、3名で16両を担当している。
乗務員室にいる時間もあるから、ずっと車内を巡回しているわけではないので、現実的には、不審者や乗客に緊急事態(急病など)が発生しても、すぐに駆けつけることは困難である。
のぞみの場合、新横浜を出て名古屋までノンストップですから、1時間以上「密室」だ。
今回の自殺やテロのような悪意を持った行為、過失的に発生した危険物に伴う火災、などに今のままでは、まったく対応できず、後手後手になる。
◇航空機のように車掌を呼び出す非常用ブザー
◇各車両を監視する監視モニター
◇警備員の配置
といった「監視体制」をあらたに設けなければ、防げない事件である。
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