プロ野球で「史上初の珍事」が起きた。
それは、
「セントラルリーグは2015年6月23日に、開幕から60試合以上を経過しながら、全6球団で貯金なしとなった」
のだ。
同じリーグ内でだけ試合をしていれば、「最低でも勝ち負け同数で全球団が勝率5割で並ぶ」という事態の「貯金なし」はありえるが、「2チーム(巨人と阪神)が勝率5割で残りの4チームが借金」というのは、めちゃめちゃ珍しい現象といえるだろう。
その大きな要因となったのが、交流戦。
今年の交流戦では、セントラルリーグがパシフィックリーグに17も負け越したことが原因である。
今年に関しては、大リーグで活躍している日本人選手の出身チームは、青木選手がヤクルト、上原投手が巨人とセ・リーグであるが、古くは、野茂投手や長谷川投手、近年では、イチロー選手、ダルビッシュ有投手、田中将大投手など、活躍している選手はパシフィックリーグ出身選手ばかりだ。
そして、侍ジャパンに選ばれている選手を見ても、中軸選手は、ファイターズの中田選手などパシフィックリーグの選手が多い。
セントラルリーグの選手は、なぜこうも、コツブになり、パシフィックリーグよりも、弱くなってしまったのだろう。
シロウト予想としては、球場の広さや監督の采配が、選手の成長に影響している気がする。
全般的に、セ・リーグの球場は狭い。
すると、打者は、猛スイングで振りぬかなくとも、ミートバッティングでヒットを狙う。
投手もそんな打者ばかりだから、変化球でかわそうとして、いわゆる剛腕投手が育たない。
その証拠といえるかもしれないのが、西武の2年目の森捕手である。
交流戦開始前は、3割1分ぐらいの高打率で、ホームランも量産していたが、交流戦に入ってから、パタッと打てなくなり、打率も急降下した。
森選手は、真っ向勝負の投手(パ・リーグに多い)を得意としているが、変化球投手(セ・リーグに多い)は苦手である。
話はそれるが、交流戦になってから、チーム成績が急降下したのは、DeNA。
テレビで、DeNAファンに、この惨状をインタビューしているシーンがあったが、小学校低学年と思われる姉妹の妹の方が「(セ・リーグは)弱いもの同士でやれば(DeNAは)勝てるんじゃない」と答えていたのが、印象に残った。
テレビを見ていて「おっしゃる通り!」と大きくうなずいてしまいました。
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