2015年のGW前半の出来事ですが、4月26日(日曜日)の午前11時35分頃に、北海道苫小牧市にあるキノコ生産・販売会社「ホクト」(本社長野市、東証1部上場)の工場が火事になった。
メディアの情報だと、
◇火は、午後7時20分にほぼ消火した
◇男性4人の死亡が確認された
◇死亡した4人は空調設備業者など出入りの業者
◇工場では出火当時、出入り業者が冷却室で溶接作業を行っていた
◇冷却室内の発泡ウレタンに火花が引火した可能性が高い
◇日曜日のため、ホクトの社員は出社していなかった
という。
焼けた工場は「ホクト」所有なので、「ホクトの緊急事態に対する仕組み」という観点で捉えると、
◆出入りの業者の作業(プロセス)で発生する緊急事態と想定していたのか?
◆上記の場合、想定していたとしたら対応手順はあったのか?
◆その対応手順は、出入りの業者に周知がされていたか?
◆出入りの業者選定時に、安全管理体制が確立している業者を選定する仕組みがあったのか?
◆ホクトは工場に対して火災保険を掛けていたのか?
◆ホクトの社員は、出入りの業者がいるのに出社しなくてよかったのか?
◆ホクトの社員がいない場合の管理体制はあったのか?
・・・
といった点が気になった。
報道だと、火災があったのは、三棟ある工場のうち、ブナシメジを生産している「第一きのこセンター」だという。
キノコの出荷状況に影響が出なかったのかも、消費者としては気になるところであるが、上位に挙げたような「緊急事態に対する備え」は、ホクトは、丹念に吟味し、認識や手順を見直しする必要がある。
この事故は、ホクトに限らず、多くの企業でも自らの組織に照らし合わせて検討する必要があるだろう。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ436号より)
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