大阪維新の会の橋下徹代表が政治生命をかけて取り組んできた「大阪都構想」に、ひとつの区切りがついた。
賛成票と反対票の票差は、約1万票差と、どちらに転んでもおかしくない状況であったが、最後には、「変わりたくない」という方を住民は選んだのであろう。
「大阪府と大阪市の2重行政」。
誰にでもわかる理屈で、7年前に橋下氏の政治家としての活動は始まった。
私のイメージでは、この問題解決に、国政からアプローチや大阪府知事や大阪市長に自らなることによって、改革に精力的に取り組んできたと思う。
今となっての結果論であるが、勢いのある改革者は、ブームに乗って、一気にことを進めるべきだった。
国政政党を立ち上げた当時は、ものすごい勢いだった。
しかし、勢いのある改革者の発言は、時として過激である。
過激な発言の一部を切り取られるかのように、揚げ足をとられるかのように、どんどん人気に陰りが出てしまった。
個別論でいえば、「それは、やりすぎでは?」という改革もあったが、大組織を変えるには、このぐらいの英断や行動力、リーダーシップが必要だったと思う。
けれども、橋下氏もいわれるように、人間、迷いがある時は、保守的な行動に出る。
まさに、今回の住民投票の結果はそうだったと思う。
理念としては、「2重行政の解消」は、大阪だけでなく、全国にある政令指定都市とその道府県共通の課題である。
大阪の例を全国の実験例にするという意味に結果的にはなってしまうが、だから、個人的には、今回の住民投票は、賛成派に勝利して欲しかった。
確かに、反対派がいうように、大阪市民にとっては、今回の住民投票で賛成が上回れば、財源が失われるし、その分は、大阪府に充てられるということでメリットはないとも言われる。
しかし、オール大阪、あるいは、オールジャパンで考えれば、メリットがでたように私は思う。
メリットを享受している大阪市民に大阪都構想の賛否を問うたところで、反対派が勝つのは明白だ。
これは、沖縄の基地移転問題と一緒の理屈ですね。
(これらにの賛否に関しては、いろいろな議論があるので、ここでは、これ以上見解しません)
住民投票の結果、敗戦したことで、12月の任期満了後は、政界から橋下氏は引退し、弁護士活動に励むという。
茶髪の弁護士といて、テレビで人気が出て、政治活動まで進出した橋下氏。
良い悪いは別にして、これだけカリスマ性のあった政治家は当分出てこないだろうなぁ。
もう、存在感がきわめて希薄になった生活の党代表の小沢一郎氏と今回の大阪市長の橋下徹氏のふたりには、一度は内閣総理大臣を務めてほしかった、と思う。
国政政党の維新の党の江田代表は代表辞任を表明し、そして、地域政党の大阪維新の会は、橋下氏の政界引退で求心力を失うのではないだろうか。
あと、「橋下氏の相棒」である、大阪府知事の松井一郎氏は、今後どうされるのだろう。
こちらも気になるところである。
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