びっくりするような法案がフランスで可決された。
それは、2015年4月3日に、下院で可決された「痩せすぎのファッションモデルの活動を禁止し、そのようなモデルを雇用した業者に最大7万5000ユーロ(約980万円)の罰金や最大6カ月の禁固刑を科す」という法案である。
この法案が制定された背景には、
「フランス国内に約4万人の患者がいる「拒食症」を防ぐのが狙い」
だそうだ。
具体的には
◇モデルには肥満度を示す指数「BMI」が、18以上であることが求められる
◇拒食症の容認も違法となり、商業目的で体の印象を変えるような修正を加えた画像は、その旨を注記することが義務付けられた
という。
要は、「スリムな女性の象徴であるモデルに憧れて拒食症患者が増加しており、抑制したい」という法案である。
ちなみに、日本肥満学会では、BMIが「18.5未満を低体重」「18.5以上25未満を普通体重」「25以上30未満を肥満(1度)」(肥満は1~4度まである)と定義づけしている。
なお、「BMI 18」とは、
◇身長160cmなら体重46.1キロ
◇身長170cmなら体重52.0キロ
タレントさんで例えたいと思って、調べてみたが、あまり体重を公表しているモデルさんがいないのだが、モデル・女優でタレントとしても活躍している「秋田県出身の加藤夏希さん」が身長168cmで45キロだから、「BMI 16センチ」。
うーん、フランスの法案を日本のタレントやモデルさんに当てはめると、ほとんどの芸能事務所が「罰金刑」になってしまうだろう。
基準となる「BMI 18」が妥当か否かは別にして、「拒食症を減らしたい」という狙いとしては面白い政策であると思う。
日本も医療費高騰対策をいろいろと講じているが、保険料の割引制度として「保険の活用回数」や喫煙の有無など「生活習慣」やBMIなどの「健康指標」を考慮してくれると、相当額の抑制が図れるに違いない。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ432号より)
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