2014年11月の第6回大会を最後に終了した「横浜国際女子マラソン」の後継レースとなる「さいたま国際マラソン」の要綱が4月15日にようやく発表された。
主な内容は、
◇開催日:2015年11月15日
◇女子エリート部門と一般部門
(一般部門は男女混合でエリート部門の30分後にスタート)
◇一般部門の制限時間は4時間
ということらしい。
(※エリート部門の基準は、フルマラソン3時間30分以内またはハーフマラソン1時間40分以内と旧横浜国際女子マラソンと比較して参加資格が緩和されたのも驚き)
当初は、2015年は、女子エリート部門のみの開催で、2016年から一般部門を設けるという話もあったが、初年度から、一般部門も開催されるのは驚きである。
発表されたコースの特徴は、なんといっても3回の折り返しがある点であろう。
折り返しは、競っている選手の位置確認ができるし、一般ランナーなら、「エールの交換」ができるので、テンションがあがる。
しかし、その一方、スピードが折り返しの前後で落ちるというデメリットもある。
高低差は、17.6mで陸連サイドは「タフなコース」といっているが、大きな高低差は、序盤に京浜東北線をまたぐ陸橋部分ぐらいだから、国際レース以外の通常の公認大会や公認コースのフルマラソンを走り慣れているランナーからすれば、走りやすいコースだと思う。
気になるのは、「30分差でスタートの一般部門」である。
国際陸連は、男女混合レースの記録を女子の公認記録として認めていない。
理由は、男子ランナーがペースメーカー的な働きをするから、ということらしい。
ほぼ、そのようなことはあり得ないと思うが、つまり、一般部門で、仮に好記録が出ても、国際陸連的には、「公認記録」とならないのであろう。
話はそれるが、4月15日付のスポーツ報知が、2011年大邱世界陸上女子マラソン10位の中里麗美選手が、この4月に発足した「ニトリ陸上部」でリオ五輪を目指すという。
中里選手といえば、Qちゃん2世といわれながら、2012年の名古屋ウィメンズ以降不調に陥り、2014年2月にダイハツを退部している。
2014年10月の札幌マラソン(ハーフ)には、招待ランナーとして来られていて、記念撮影を撮らせていただいたが、とっても気さくな方で好印象だった。
記事によると、昨年受けた検診で「卵巣嚢腫」が見つかり、11月に手術を受けていたという。
中里選手の「復活」を楽しみにしたい。
それにしても、ニトリ陸上部は「マラソンに絞って強化する」という。
通常は実業団駅伝を主戦場にしているが、低迷している日本マラソン界の救世主となることを期待したい。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ433号より)
【好評発売中!】
『ちょロジ ニュースで学ぶ7つの思考法』(パブラボ刊)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4434176552/bloglogcom-22/ref=nosim/
【よかったらメルマガ読者登録お願いします♪】↓
(パソコンでアクセスしている方)