201544日付の朝日新聞によると、

「北海道から岡山県までラーメンチェーン約520店を展開する幸楽苑(本社・福島県郡山市)が、290円(税抜き)の低価格で人気があった「中華そば」の販売を一部店舗で終えた」

と報じていました。


幸楽苑といえば「中華そば290円」と書かれた黄色系の看板が象徴できなお店だ。

それが、昨年あたりから、一部店舗で「290円」の文字が消えていたので、「あれ?」と思って当時、ネットで検索したら、「材料費や人件費といったコストの上昇で採算がとれなくなりすべての店舗で290円のラーメンは提供されなくなる」というようなことがわかり、どうなるのかなぁ、と思って動向を見ていた。


記事によると、現在は、約80店舗で290円ラーメンが廃止になり、最も安いラーメンは、しょうゆ、しお、みその各390円になったという。

個人的には、それでも十分安いと思います。


私の場合は、幸楽苑のみそやしおが好きなので、290円のラーメンは滅多に食べなかったし、「今日はあっさりしょうゆ(290円)にするか」というときも、餃子やチャーハンを併せて注文していたので、結果的に客単価は1000円弱になっていた。


実際、まわりを見渡しても「しょうゆラーメン単品(290円)」で注文している人はそんなにおらず、客単価自体は、500円以上にはなっていると思う。

つまり、私見であるが、マクドナルドの「100円メニュー」のように、サイドメニューのように「ハーフラーメン」にしてでも「幸楽苑=290円」のイメージは強いから、そのイメージを継続する意味でも290円ラーメンは残して欲しかったな、と思う。


実際、290円ラーメンが390円になっても、不満は出ないと思う。

すき家も4月15日からの牛丼350円(290円)を発表したが、顧客サイドも「安売り合戦しすぎ」と思っていた感はあり、不満は極めて少ないのではないか。

ただ、「幸楽苑=安くてうまい」だから、「290円」のカンバンは守って欲しかった気もする。「290円」イメージのために、「ハーフサイズ化」や「昼限定」にするなど何とかして残すのも一つの手ではなかったかな、と思う。



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