今日は「東日本大震災」からまる4年。
被災地にいないと、「もう4年か、少し昔の出来事だなぁ」との感覚に陥るが、死者・行方不明者が1万5891人、そして現在も約23万人の人が避難生活を余儀なくされている現状をみれば、「まだまだ復興は道半ば」と思う。
わたしは、地震発生の14時46分は、宮城県の温泉地近くに所在する企業を訪問中であった。
結果的に、土曜日に、タクシーを使って、大宮まで移動した。
道路のアスファルトが波打つ国道4号線を南下するときは、なんだか悲しい気分になった記憶がある。
話はガラッと変わりますが、まる4年経った今日、被災地でもある福島出身のトヨタ自動車九州所属の今井正人選手が、8月に北京で行われる世界陸上のマラソン代表に選出された。
今井選手は「3月11日を常に意識して競技に取り組んでいる」という。
「夏場に強いランナー」といわれるだけに、なんとか、世界陸上で8位入賞を達成して、リオ五輪の内定を勝ち取って欲しいと思う、
ちなみに、男子の代表は、今井選手のほかに、福岡で日本人1位のホンダの藤原正和選手、びわ湖で日本人1位の九電工の前田和浩選手に決まった。
タイム的には、前田選手を上回る選手は、何人もいたが、びわ湖の気象条件と外国人選手に食らいついていく走りという点で、陸連からの評価を得たのだろう。
この選考結果は、わたしが3月2日付のブログで予想した通りで、順当である。
問題は女子。
結果的には、ウィメンズマラソンで日本人女子として7年半ぶりに22分台を出したダイハツの前田彩里選手、大阪国際女子で日本人1位の天満屋の重友梨佐選手、そして、ウィメンズで日本人2位ながら24分台の好記録を出した大塚製薬の伊藤舞選手に決まった。
3月9日付の私のブログでの予想は、前田選手、田中選手、重友選手であった。
個人的には、伊藤選手が選ばれたのは嬉しいが、もし「伊藤選手」を選んだ場合、「田中、重友」」の2選手であれば、落ちるのは重友選手だと思っていたので、田中選手の落選は意外である。
この結果に対しては、増田明美さんも噛みついた(疑義を抱いた)ようで、陸連側の「22分30秒を目指す走りが田中選手はしていなかった」というが、選考3レースで唯一優勝したのが田中選手であり、「勝負強さ」という点は評価しなくていいのかと思う。
実際、世界陸上は、「真夏の大会」であり、2時間22分48秒の好記録をマークした前田選手ですら、世界陸上では、ハイスピードのペースについていけるかどうかは、未知数である。
もちろん、「世界陸上で勝てそうな選手を選ぶ」というのではなく、「冬のレースでハイスピードの戦いを前半戦から仕掛けられた選手を選ぶ」という意味では、陸連の選考過程もわからないではない。
まぁ、昔から言われているように、「夏のマラソン」と「冬のマラソン」は別の競技と捉えてもよいのに、「冬のレース結果で選ぶ」という矛盾が、常にもめる元凶なんだろうなぁ、と思う。
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