2015年2月19日付の日刊ゲンダイが、2015年2月15日に、「札幌かに本家札幌駅前本店」の看板が落下して、21歳の女性が重体になった事故について
【点検は申告まかせ・・・札幌・看板落下自己責任は誰が負う】
という見出しの記事を報道していました。
記事によると、
◇看板の根元部分が腐食していたというから、人災の疑いが濃厚
◇国土交通省によると、看板は屋外広告物条例や建築基準法の適用を受け、各自治体が管轄している
◇東京都では看板はビル所有者などが2年ごとに市区町村に申請を出し、許可をもらうことになっている。
◇(点検項目は)「取り付け部分が変形、または腐食していないか」など6項目について報告するが、あくまで自己申告にすぎない
◇看板の安全確認はビル所有者任せで、危険が見逃されている可能性が高い
◇札幌かに本家札幌駅前本店は、看板落下の2時間前に部品が剥がれ落ちたことを認識しながら、何の予防も講じなかった
◇1985年の看板設置以来、目視による点検しか行っていなかった
ということらしい。
月並みですが、「札幌かに本家」は、屋外広告物条例や建築基準法への逸脱はもちろん、看板の部品落下という問題点が発生しながら、何の手を打たなかったわけであり、刑事的に「業務上過失致死傷罪で立件」されるであろう。
個人的には、札幌かに本家駅前本店の下の歩道は、月に数回、歩くことがあり、事故報道を聞いた時は、「あっ、あそこかぁ、あぶねー」と思ったが、その後の報道を見聞きしている範囲では、かに本家以外にも、点検や報告は全くなされていないビル看板はたくさんあるんだろうな、と思う。
ちなみに、看板落下事故といえば、2007年6月19日に、西新宿のイタリアントマト直営店の「イル・ヴィゴーレ」の事故を思い出す。
http://blog.logcom.jp/?day=20070704
この事故に関しては、事故後の対応のまずさが話題となった。
今回の「札幌かに本家」(本社名古屋)については、ホームページに「お詫び」(2月18日)が掲載されている。
http://www.kani-honke.co.jp/category/information/
お詫び分では、社長名で
「この度の札幌駅前本店看板落下事故では、皆様にご迷惑と
ご心配をおかけし大変申し訳ございませんでした。
当社は本件について、誠心誠意対応してまいります。
株式会社 札幌かに本家 代表取締役 日置 達郎」
というもので、極めてシンプル。
お詫び分に含めるべき内容である、いわゆる「社長限界でしょ」に照らし合わせても、「謝罪」しかなく、事故原因や調査結果(途中経過)など必要な対応がまったく触れられていない。
日置社長は、昭和10年生まれで、板前出身の今年80歳になる創業社長さんであるが、組織内での法令順守体制など企業リスクに対する取り組みは、もしかしたら遅れているのかもしれない。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ425号より)
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