目標を達成するためには「プラス思考が大事」とよく言われる。

「思考は現実化する」とか、「言霊効果」とか「引き寄せ効果」などがあるとするならば、確かに、「自分がなりたい姿をイメージする」ことで、無意識のうちに、目標に向かって行動し、目標までの道のりをサポートしてくれる人や状況に出会えるのかもしれません。


したがって、「イメージトレーニングも大事だ」といわれますが、スポーツ選手のイメージトレーニングの場合、最近では「成功した自分の姿を思い浮かべる」ことよりも、「想定されるミスはどのようなケースがあるか」「ミスした時にどう対処すべきか」という観点を重視したイメージトレーニングが行われています。

つまり、単に「成功したイメージ」だけを思い浮かべることだけでは、成功しないのです。


では、目標達成のために、実際、どのようなことをしたら成功するのか、ということについて、心理学者のリチャード・ワイズマン博士が実施した調査結果が、参考になるのかもしれません。ワイズマン博士が実施した調査とは、「やる気を高める心理」についての調査で、「目標や夢の実現(就職、ダイエット、結婚、禁煙といった目標)を目指す世界中の人たち5000人以上」に対して調査したそうです。


調査対象の5000人のうち、最終的に、目標を達成した人は、10%程度だったそうで、その目標達成した人が「効果があった」とした方法で多かったことは、

◇段階的に着実な計画を立てる

◇目標を人に話す

◇成功した場合に起こる相乗効果を考える

◇小さな目標を達成したら自分にご褒美を与える

◇目標達成までの進捗を記録する

だったという結果です。


やはり、「着実な目標達成までの計画」を立てて、「やる気を継続的に維持するためにプチご褒美」を与え、「目標達成までの経過」を記録して、現状を視覚的に理解することが大事なのでしょう。


プラス思考は、成功するために大事な概念ですが、やみくもに、「プラス思考するだけ」では、「根拠のない自信」や「成功を楽観視するだけ」で、「幸運はいつかやってくる」と自らが努力せずに他力本願的な発想になってしまう可能性があるわけです。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ402号より)


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