少し前のことですが、実家に帰った時に、オーブントースターが壊れたことを知りました。
このオーブントースターは、主にパンを焼くために利用していたものですが、実家の主食は、基本「ごはん」なので、利用頻度が低く、両親は、電子レンジも老朽化していたことから、トースター機能も付いている電子レンジに買い替えをしていました。
ある日、わたしが、「トースト」を食べたくなり、トースター機能付きの電子レンジで食パンを母親に焼いてもらいました。
すると、めちゃめちゃ時間がかかるのです。
前にあったオーブントースターなら、2分もあれば、こんがりと食パンに焼き目が付きますが、電子レンジでは、なんと4~5分もかかります。
しかも、一度に焼ける枚数は1枚。
オーブントースターなら、「2枚同時」に焼くことができました。
そこで、わたしが、2枚目は、ガスレンジの魚焼き器にパンを入れて焼くと、1分ほどで焼き目がついて、あっという間に「焼きたてパンの出来上がり」でした。
親に聞くと、電子レンジを購入するときに「お餅や焼き芋もできますよ」といわれて、調理してみたそうですが、「少し時間がかかるなぁ」と思っていたそうです。
わたしが、「ガスレンジの魚焼き器で、パンやお餅を焼いて食べると早くて便利だよ」と母に教えると、『ガスレンジの魚焼き器は魚を焼くためのもの』と思っていたから、まさかそこで「パンを焼く」という発想は全くなかったとのこと(笑)
母は、料理好きな人ですが、ガスレンジや電子レンジ、炊飯器といった調理器具は「こう使用するもの」という固定観念が確立していたんですね。
これは、日常のつまらない例ですが、わたしも、このような「思い込み」は、きっとたくさんあると思います。
特に、自分が精通しているような分野では、「こうあるべき」という固定概念が出来上がってて、他の発想を制限しているようなことは多々あるのでしょう。
一般的に、「固定観念を打破する」ための発想は、「ゼロベース思考」といいます。
つまり、既成概念や先入観、思い込みに囚われず、「ゼロ」から発想することを言う。
しかし、「無の境地」でもある「ゼロベース思考」、難しいです。
これも月並みですが、無の境地になるためには、「逆転の発想」、例えば、
◇難しい法律書が読みやすかったら
→法律に関する漫画本という商品の企画
◇ボールペンで書いた文字が消せたら
→消せるボールペンの開発
◇清掃員がいなくても清潔さを保つには
→使った人が清掃するセルフ化
といったように、ものごとを、既知の枠組みと切り離して考える習慣が、「固定概念打破」には必要な発想と言えるのでしょう。
でも、実際のところ、日ごろからものごとを、「別の側面で捉える」という発想を常にしていないと難しいですね(汗)
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ423号より)
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