プロ野球に興味のない方には恐縮な話題ですが、20112013年の新人王は、大学卒の選手が6人中5人も占めている。

具体的には、

◇セントラルリーグ

2011年 澤村拓一(中央大→巨人)

2012年 野村祐輔(明治大→広島)

2013年 小川泰弘(創価大→ヤクルト)

◇パシフィックリーグ

2011年 牧田和久(日本通運→西武)

2012年 益田直也(関西国際大→ロッテ)

2013年 則本昂大(三重中京大→楽天)

である。


「新人王に輝いた選手は大学卒が多い」という事実以外に注目すべきは、大学野球としては無名の大学(創価大、関西国際大、三重中京大)から活躍している選手が排出されている点である。


「大学球界では無名の大学出身選手の活躍」理由に考えられるのは、

◇スカウト方法の変化

◇選手のモチベーションの変化

が挙げられるという。


前者は、以前のスカウトであれば、高校球界で活躍した選手が多く所属する「野球の強い大学」を訪問していたが、いまでは「原石の発掘」を目的に、高校から大学まで全国津々浦々の学校をスカウトが訪問するようになったからだ。


後者は、前者とも関わりがあるが、「大学球界では無名の大学」出身の選手が、ドラフトで指名され、プロで活躍するようになると、「大学球界では無名の大学」に所属する選手のモチベーションも変化する。

つまり、「プロのスカウトは必ず見ていてくれる」という気持ちがプレーの質を高め、練習にも気合が入るわけだ。


また、「大学球界では無名の大学」であれば、「出場機会に恵まれる」のも大化けするひとつの要因である。

優秀な選手がたくさんいれば、数少ないもらったチャンスを生かさなければ、次の出番はないかもしれない。

しかし、無名の大学では、数回の失敗は許され、場数をこなしていくうちに、実戦経験を多く積み、絶対的な存在へと成長していくのだ。


これは、ビジネスの世界でもいえることかもしれない。

優秀な人材がたくさんいる企業では、失敗したら次にチャンスを与えられない可能性があるので、どうしてもリスクを恐れ、前例を踏襲し、チャレンジしない。

しかし、2014年のノーベル物理学賞受賞の中村修二博士のように、地方大学(徳島大学)出身で、当時は地方のオーナー中小企業だった日亜化学工業に入社したからこそ、チャレンジすることが許されたわけで、研究開発費と費用対効果をきちんと計算するような大企業であれば、「成功するかしないかわからないもの」に巨額の開発投資は社内ルール的にも、株主の目を気にするという点でもできなかったに違いない。


もともと優秀で注目されていた人が与えられたチャンスで成功し、成長していくのは「順当」である。

しかし、「原石的な人物」は、多くのチャンスを与えられ、場数を踏んで大化けする。

つまり、自分のタイプをよく理解し、「ハマる組織」に身を投じることも「大化けして成功するチャンス」なのである。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ407号より)



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