日本テレビ系で不定期に放送している「はじめてのおつかい」をお正月に視聴した。
1991年から放送開始というから、なんと、25年にもなるという。
今回の放送で面白かったのは、子供の頃に「おつかいをするこども」として出演した方のお子さんが出演していたことだ。
1991年といえば私は大学を卒業した年で、振り返ればあっという間の人生であったが、その間に、「おつかいをした子供が親となって出演する」とは、時の流れは早いなぁ、と感慨深い。
前置きが長くなりましたが、この番組を見ていると、子供は親に褒められたくて「不安いっぱいなのにはじめてのおつかいにチャレンジしている」というのがわかる。
つまり、子供が好奇心を持ち、何事にもチャレンジして、成長するためには「ほめることが大事」なのだ。
余談であるが、お母さんに褒められた子供を見て、お父さんが「俺は(褒めてくれないの)?」という顔をしていたのも印象的だった。
子供だけでなく、大人も褒められるから「家族のためならエンヤコリャ」で頑張れるのだ。
・・・ということで、「人間は褒められることで成長する」ちゃんちゃん、と話を終わりにしようと思ったら、アメリカの経営学者でかつ、心理学者のダグラス・マグレガーが「X理論・Y理論」と呼ばれるものを提唱しているという。
これは、人間は、生まれ持った2つのタイプがあるとして、それぞれの人間のタイプの定義とマネジメント方法がまとめられているのだ。
それぞれのタイプの概要は、
「X理論」:
◇生まれつき仕事が嫌いで、できることなら仕事をしないで済ませたい
◇強制し、統制し、命令し、懲罰を与えられないと頑張れない
◇命令されるほうがすきで、責任を回避したがり、あまり野心を持たずに、何よりもまず安全を願っている
◇人は「もともと働くのが嫌い」であり、「サボりたがる」生き物である、といった概念から「性悪説(人は生まれながらにして悪いもの)」という理論
「マネジメントの方法」:
◇「アメとムチ」をしっかり与え、欠点を指摘し、統制を行う(叱って伸ばす)ことが重要
「Y理論」:
◇仕事で心身を使うのは当たり前、遊びや休息と変わりない
◇自分が進んで身をゆだねた目標のためには、自らムチ打って働く
◇目標達成のために一生懸命になれるかは、報酬(自己実現)次第
◇条件次第では自ら進んで責任を取ろうとする
◇企業内の問題を解決しようと比較的高度の想像力を駆使し、創意工夫する能力は、たいていの人に備わっているもの
◇従業員の知的能力はほんの一部しか生かされていない
◇「性善説(人は生まれながらにして善良である)」とし、人は喜んで責任をとり、仕事に没頭する生き物である
「マネジメントの方法」:
◇良い部分をもっと伸ばしてあげる(褒めて伸ばす)ことが重要
なるほど。
つまり、対象となる人物が、Xタイプか、Yタイプかを見極めて、指導しないと、健全に育たないし伸びない、ということなのだろう。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ419号より)
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