マネジメントの世界で「要求事項」といえば、
◇明示されたもの
◇暗黙なもの
◇義務、ニーズ、期待
があることが知られている。
ちなみに、飲食店を私たちが利用するときで考えると、
「カレーライスを2人前ください」⇒明示された要求事項
「スプーンやお冷の提供」⇒暗黙の要求事項
「衛生管理された食事の提供」⇒義務としての要求事項
というように考えることができるだろう。
少し話はそれるが、2014年11月24日の日刊ゲンダイに「料理の著作権」についての記事が掲載されていました。
記事によると、
◇料理の「撮影禁止」に法的根拠は明確にはない
◇料理は「食べればなくなるし、芸術性もない」ので「著作権」はない
◇客が暖簾をくぐった時点で“店のルールにのっとり飲食の提供を受ける”という暗黙の売買契約が交わされている
というのだ。
つまり、「料理自体に著作権はない」が、「店側が撮影を断れば、客も受け入れなければならない」ということになる。
要は、店側には、「店は客と売買契約を“結ばない権利”もある」ので、「写真禁止」だけでなく、例えば、「この天ぷらはお塩でお食べください」といわれ、「自分でマヨネーズを持ち込んでかけて食べようとしたら、そんな食べ方はしないでくれ」と店にいわれたら、従わなければ、追い出されても文句は言えないわけだ。
SNSが発達し、1億総ブロガー時代の今、「お店」というテリトリーに入ってしまったら、「暗黙の契約事項」が存在しているということを客側は、肝に銘じなければ、トラブルになってしまうのである。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ415号より)
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