「部下をやる気にさせるのは難しい」と言う声をよく聞く。
「このようにやりなさい」というのは簡単ですが、それでは、部下の成長は望めないし、自主性も育めないし、やる気ももちろん芽生えない。
「指示していただければやります」というセリフが部下から出るようであれば、それは、
「上司にどうせ信頼されていない」
とか
「自分で考えたことをやってうまくいかなかったら文句を言われる」
とか
「文句を言われるぐらいなら言われたことをやっていた方が楽」
という発想になっている証拠である。
部下と面談するチャンスを作って、
「キミはどう考えているんだい?」
と部下の話を聞くことと
「わたしはこう考えるけど」
と自分の意見をいうことのバランスをうまくコントロールすることが、部下をやる気にさせるポイントです。
「キミはどう考えているんだい?」と質問した後、「なるほどね~」と思えば「具体的なアクションプランを訊ねて、納得するものなら」やらせればよいし、明かに違えば「わたしはこう考えるけど」とメッセージを出す。
また、仮に部下の考えが「う~ん??」というものであれば「どうしてそのように考えたの?」と質問し、「では、それをやってみよう!」とやらせてみる。
そして、あるタイミングで「振り返り」をする質問をしていくことが大事だ。
部下との面談の時に柱となる質問は、次の「4つ」を基本に進める。
それは、
1)うまくいったことは?
2)うまくいかなかったことは、今後、どうすればいい?
3)今までうまくいっていることを、今後は、どう伸ばしていく?
4)うまくいかなかったことから、何を学び、今後どう生かすか?
である。
単に「頑張れ」や「お前にまかしている」は、信頼しているように見えて、突き放された感があります。
また、部下の考えをロクに聞かずに「何を言ってるんだ、お前は経験が浅いんだから、このようにやればいいんだよ」では、短期的にはうまく行くかもしれませんが、部下は健全に成長しません。
部下に適切に質問して、考えを聞く。
そして、具体的なステップを質問し、それをやらせて、振り返りの質問もする。
この繰り返しが部下を育てる基本なのである。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ343号より)
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