2014年12月17日付のスポニチアネックスによると、
「“モンゴルの怪物”関脇・逸ノ城(21=湊部屋)が16日、東京都墨田区の時津風部屋で出稽古を開始した。今月上旬の冬巡業後から初めて関取衆と胸を合わせたが、太り過ぎが原因で最後のぶつかり稽古ではバテバテ。どうしても我慢できずに大好物の甘いものを食べてしまうことが癖になっていることに加え、現実を知るのが怖くて体重計からも逃げている状況」
だという。
記事によると、
◇ベテラン時天空とのぶつかり稽古で開始から1分後には、すり足や押す力がなくなって何度も土俵上に仰向けとなって砂まみれになった
◇師匠の湊親方(元幕内・湊富士)は「太り過ぎ。息が上がって全然。あと10キロ落とせば、もっと動けるし、速くなれる」と指摘した
◇理想の体重は185キロだが、本人は「200キロは超えていると思う」と漏らす
◇太り過ぎの原因は「ショートケーキとかクリームパンとか、甘いものを見ると我慢できない」から
という状況のようだ。
お相撲さんと言えば、入門当時は「太ることも仕事」と、ある程度の体重になるまで、食べることを強制されるという。
一般的な日常生活は、空腹状態で朝稽古をして、風呂に入り、ご飯を食べたら昼寝して、自由時間があり、そして夕ご飯を食べて就寝、という「1日2食生活」。
以前、テレビ番組で、お相撲さんの肉体を特集していたが、太って見えるが、意外にも、筋肉量も多く、見た目よりは体脂肪率が少なくて驚いた記憶がある。
しかし、スポニチの記事にあるように、逸ノ城関は、夜中にスイーツばかりを食べているという。
これでは、体重だけ増えて、体脂肪率は上がるばかりだ。
恵まれた体格と相撲センスに支えられて、スピード出世を果たしているが、素人目にも、このままでは、からだのキレは悪くなるし、膝の故障に悩まされるのではないかと思う。
現在、タレントで元大関の小錦関など、かつては、逸ノ城関のように「怪物」といわれたが、晩年は、体重が増えすぎて、膝の故障から、踏み込みが悪く、立ち合いでぶつかった後、少し変化されると、バタっと前に倒れるシーンばかりで勝てなくなった。
大相撲は神事であり、スポーツではない、とも言われるが、相撲ファンから見れば、立派なアスリート。
アスリートのイメージは、やはり、稽古にも、食生活にも妥協を許さない自分を律する生活態度があってこそ、「一般人の自分たちとは、やはり鍛え方が違うなぁ」と我々に感動を与える。
「太く短く」ではなく「太く長い名力士」になる逸材だけに、ここは、「食」に関しても、自分を厳しく律して欲しいものである。
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