ある会社の担当者が「勉強会をして欲しい」というのでお邪魔しました。

勉強会は、本社以外の出先の部門で、本社で採用したある業務管理手順が浸透していないので、どんなものか教育・指導して欲しい、というものだったのだ。


もちろん、ボランティアではなく、ビジネスとしてお金を頂いているので、相手は「お客様」である。

ただ、訪問して少し驚いたのが、「教わりたい」「学びたい」「自分のものにしたい」というポーズである。


通常、いくら簡単な勉強会であっても、「わかりやすく説明して欲しい」と言われれば、

◇ホワイトボード

◇メモ帳

ぐらいは用意して挑むであろう。


しかし、「どうも、今日はよろしく」として現れた出先の部門のトップも主要メンバーも担当者も「メモ用紙1枚」持ってきていない。


新しいことを学ぶのに「メモ用紙1枚」用意しなければ、「伝える側」として「聞く側の深層心理」は「のど元過ぎればなんとやら」で、「本当に身に付けたい」「話を聞いた後に振り返りをして定着させたい」という気持ちは薄いのかな、と思う。


もちろん、あくまでも「ビジネス」なので、聞く側の相手は「お客様」。

だから、どんな態度で「勉強会を受講」しようと勝手ではある。

ただ、「聞く側として伝える側の引き出しをめいいっぱい開けさせて何でも吸収してやろう」という姿勢が見えてこないのは、「伝える側の能力や伝える意欲が半減」することになり、聞く側にとって損失であると思う。


昔(2005112日)に「メモを取る習慣」と題したコラムをブログに掲載した。
http://blog.logcom.jp/?day=20051102

この話題は、マネジメント監査での席上で感じたことであるが、今、読み返しても、そうだったよなぁ、と述懐するできごとである。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ359号より)


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