11月6日のTBSのニュースで、
「北海道の太平洋側の浦河町で、港に大量のイワシが押し寄せ、死んでいるのが見つかりました。北海道では、3日前にも大量のイワシが打ち上げられています」
と報道されていました。
ニュースでは、びっしりと海面を埋め尽くしているイワシの画像が映し出されていました。
そして、イワシは、体長20センチほどのマイワシで、ほとんどが死んだ状態で港に浮いていたり、浜に打ち上げられたりしていました。
そして、岸壁では、まだ泳いでいるイワシをすくいあげる人の姿もいました。
地元の漁協は、イワシが港に入った原因を調べることにしているそうですが、まだ、よくわからないそうです。
3日前には、約80キロ離れたししゃもの水揚げで有名な「むかわ町」でも、大量のイワシが浜に打ち上げられていたそうです。
個人的に気になったのは、「死んだイワシをすくいあげた人の健康被害」は大丈夫なのかなぁ、です。
家畜やペットにイワシをエサとして与える人もいると思いますが、基本的には「自分で食べる」でしょう。
ご存知のように、イワシは赤身魚なので、サバやマグロ、カツオ、ブリ、アジ、サンマのようにヒスチジンを保有しており、ヒスタミンを産生します。
ヒスタミンが厄介なのは、加熱しても分解せず減らないことです。
そして、食べてしまうと、直後から1時間以内に、顔面、特に口の周りや耳たぶが赤くなったり、じんましん、頭痛、おう吐、下痢などの症状が出ます。
死亡事故例はないそうですが、重症の場合は、呼吸困難や意識不明になることもあるそうです。
詳細は省きますが、一般的に、ヒスタミンを産生させないためには、
◇生の赤身魚は常温で放置してはいけない
◇冷蔵でも、長期間の保存でヒスタミンの量は増殖するので、冷蔵の場合でも、できるだけ早く食べる
◇冷凍した赤身魚を解凍する時は、冷蔵庫で解凍するなど、可能な限り低温で短時間のうちに解凍する
といった対処が必要です。
ヒスタミンが産生されても、見た目は、変化がなく腐敗臭もありません、
ただ、ヒスタミンに敏感な人は、食べると、舌がぴりぴりすると感じるそうです。
10℃以上で12時間というのが、食品業界では、魚の保管管理にしているところが多い。
その点で考えれば、うちあげられた海水の温度は、今の北海道であれば、10℃以下であるだろうから、ヒスタミンは産生されていないかもしれない。
食べた人に、健康被害が起きていないことを祈りたい。
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