2014年10月30日付の産経新聞によれば、
「厚生労働省の検討会は30日、医師が全聾(ろう)にあたる「2級」の診断をする場合に限り、正確に聴力を測れる脳波検査などの実施を義務づけることで一致した。同省が通知を改定し、早ければ来年4月からの実施を目指す」
と報じていました。
この決定は、「両耳の聞こえない作曲家」として知られた佐村河内守さんが聴覚障害ではなく、障害者手帳を返還した問題を受けたことがきっかけであることは、明らかである。
この佐村河内さんの「騒動」で、私を含め、多くの国民が、「え~、全ろう認定(2級)って医師との問診で診断され、機械を使った検査ってないんだぁ」と知ることになった。
つまり、「聞こえないふり」をうまく医師の前で演じれば、障害者と認定されるわけで、これはどう考えても、妥当性がない。
佐村河内さんの騒動以前に、「なぜ、障害者認定の手順が見直されなかったのだろう」と思う。
ちなみに、「身体障害者障害程度等級表」によると、障害者の等級は「1級~6級(1級が障害程度が重い)」あり、「聴覚障害」は、1級と5級がなくて、「2級、3級、4級、6級」がある。
今回の検討会では、「聴覚障害の申請者全員に対する脳波検査」も議論されたそうですが、
◇医療機関で検査機器の設置割合が低いこと
◇申請者側の負担感
などを考慮して、「過去に障害者手帳の取得歴のない申請者に対し、2級の診断を行う際に限定した」という。
この結果に対して、「う~ん」である。
確かに、聴覚は徐々に悪くなっていくものではあるが、例えば、最初は「6級」で「聴覚障害者」として認定されれば、4級⇒3級⇒2級の認定を受けるにあたっては「脳波検査なし」というのは、おかしい気がする。
あたり前であるが、障害者認定されると数々の補助金や助成金制度が存在する。
「検査機器の設置割合が少ないこと」を理由にした「脳波検査の限定的義務化」では、「悪だくみして利益を得ようとする輩」が、まだまだ発生する、と思う。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ409号より)
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