メルマガ396号(or2014年8月5日付のブログ)で話題にさせていただいた「都立高入試の採点ミス」。
http://blog.logcom.jp/?day=20140805
この件について、東京都が発表した再発防止策を、2014年9月12日付の産経新聞が報じていました。
記事によると、再発防止策は、
◇来年の入試から一部の学校でマークシート方式を試験的に導入する
◇試験から合格発表までの日数を従来の中3日から中4日にする
◇試験翌日と翌々日は生徒を登校させず、教師を採点に専念できるようにする
という。
わたしのコラムでも触れたが、採点ミスの主要因は、「採点する教師が採点のための時間確保ができず、集中できない」ことが推測されるので、この再発防止策は、妥当であると思う。
「昔の教師は採点ミスなんかしなかった、気合と根性で乗り切れば大丈夫」というOB教師の声ももしかしたらあるのかもしれないが、「昔は採点ミスがあっても表沙汰」にならなかっただけではないかと思う。
余計なお世話であるが、「採点に必要な時間を確保し、生徒を採点期間中は登校させない」という措置を取ったにも関わらず、採点ミスの件数が減らないようであれば、真の原因は別にあるわけなので、再発防止は、「一からやり直し」ということになる。
たとえば、「教師によって採点基準が違う」という「回答を読み解く力量レベル」の話であれば、そもそも論としては「教師の採点能力を高める」「教師の採点基準をといつさせるためのマニュアルを作る」といった対策が必要になるが、時間も要する話である。
そのため、とりあえず、すぐに対策を講じるのであるならば「回答をマークシート方式にする」というのは、「試験問題の適切性」という観点を除けば、一番確実な採点ミスに対する再発防止策といえるだろう。
それにしても、このケースは、「高校入試の採点」の話であるが、企業活動においても、似たような話はある。
会社で、何かのプロジェクトを実施する場合、本来業務に加えて単純に兼務させたりするだけの措置を取ると、担当になった人は、手を抜き仕事の質を落とすか、業務量増大でパンクする。
適切な資源を与えて部下に仕事させることは、管理職の果たすべきマネジメント能力であることは言うまでもないが、来春の採点結果に注目していきたい。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ403号より)
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