2014年10月11日付の毎日新聞が、目の不自由な男性が、自宅マンションより約300メートル手前の別のマンションでタクシーを降ろされ、片側三車線道路で乗用車にはねられ死亡した事故を報じていました。
記事によると、
◇事故が起きたのは、9日午前0時55分ごろの国道119号
◇死亡したのは、しんきゅう師の男性(44)
◇事故直前に、乗車していたタクシーから自宅マンションより約300メートル手前の別のマンション前で降ろされた
◇男性は飲酒した帰りで、タクシー乗車の際に自宅近くの目標物を運転手に伝えた
◇運転手は近くのマンションと間違えた
◇降車時、運転手はマンション入り口まで男性の手を引いて案内したが、部屋の確認はしなかった
◇降車直後に男性から「違う場所で降ろされた。ここはどこか」と電話があった
◇職員が「その場で待っていてください」と返答し、運転手に迎えに行くよう指示したが、運転手の到着前に事故が起きた
という。
報道内容を時系列で追うと、なんとも残念な事故である。
おそらく、タクシー会社は、この男性が常にお客さんとして利用していたものと思われるが、
個人的には、
「タクシー会社の職員が男性を迎えに行くまでなぜ待てなかったのか」
と思うが、男性は飲酒をしていたというから、トイレなど、すぐにでも、自宅に戻りたかったのかもしれない。
それにしても、
◇男性が、行先である目標物の伝え方は適切だったか
◇タクシー会社の目の不自由な男性の行先確認と誘導する手順は適切だったのか
◇運転手に、目の不自由な男性を担当する力量はあったのか
といった点が気になるところである。
タクシー会社は、からだの不自由な方や介護など、今や社会的な公共交通機関の大きな一翼を担っている。
タクシー会社には、さらなるサービス向上のための改善を図ってほしいと思う。
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