今の時代、「会社に問題はありますか?」と質問して、「何もありません」と回答したら、賢者は「この会社は、継続的な成長が望めない組織だな」と思うだろう。


別の言い方をすれば、

「問題がない」は「問題を見つける力がない」ということである。

仮に、問題があっても「問題がある」ということを言えないのは、言うと、「問題を解決できていない自分の落ち度を露呈することになってしまうと危惧してしまう」と考えてしまうのだろう。


しかし、業績が良好な企業や成長している企業では、

「問題があるということを否定的に捉えていない」

傾向がある

それは「問題があることを前向きに捉えることができ、着実に解決していく体質がある企業」だからである。


「問題」を設定する視点としてはいくつかあるが、そのひとつに、

「ありたい姿との差による問題」

という視点がある。

これは、将来にどうなりたいかを考えて、将来にありたい姿と現在の姿の差を問題として設定するのである。

言い換えれば「現状の前提を発想転換」して、出来る出来ないは、最初は度外視して、ありたい将来像を描くわけだ。


例えば、「清掃作業」は「汚す」という前提があるから「清掃業務」が生じる理屈だ。

では「清掃業務を無くしたい」と考えれば、「前提となる汚す」を「発想転換(削除)」できないか考えるわけだ。

そう考えることで、「汚すものを持ち込まない」や「汚した人がその場できれいにする」ということが可能かどうか考えていくわけだ。


話は変わるが、2014221日の「日本食糧新聞」(業界紙)に、寺岡精工が開発した「スピードセルフレジ」について、掲載していました。

「スピードセルフレジ」をご存知の方も多いと思いますが、先日、わたしは、はじめて利用してみましたが、「レジに並ぶ時間が短縮」できてなかなか便利です。


食糧新聞の記事によると、スピードセルフレジの特徴は、

◇時間当たりのレジ通過客数の大幅アップで効率的なレジ処理ができる

◇登録と支払い作業をチェッカーと来店客に切り分けることで、来店客はレジ待ちのイライラの解消できる

◇少額硬貨を支払いで使いたい客も、列を気にせず自分のペースで支払いができる

◇チェッカーは金銭授受によるストレスや違算から解放される

◇店舗にとっても、人員やレジ台数の圧縮で運用コストの削減につながる

という点である。


実際、テレビ番組で検証実験を行っていたが、10数品の品物の場合、「商品のバーコードを読み込む時間」(約17秒)と「会計の時間」(約17秒)は、ほぼ一緒であった。

つまり、従来のレジは「チェッカーさんが商品のバーコードを読み込み、金銭授受をする」という前提があったが、そこから「金銭授受」の部分を「チェッカー業務から切り離した」のである。


ふるーい「改善の概念」だと「明らかな不良品発生や面と向かったクレーム」が発生しない限り「問題」と認識しないから、顕在化しない限り「問題はありません」となる。

しかし、「顕在化」する前に「問題点を設定する」という発想にならないと、「改善活動」は不十分なものになってしまうのである。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ389号より)


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