2014年10月6日付の毎日新聞の報道によると、厚生労働省は、「健康な食事」の認証マーク制度の導入を決めたという。
記事によると、
◇主な対象はコンビニやスーパー、宅配サービスなどの調理済み食品
◇主食は玄米など精製度の低い穀類を2割程度含み炭水化物が40~70グラム(黄色に稲穂)
◇主菜はたんぱく質が10~17グラム(赤色にうろこ)
◇副菜は野菜が100~200グラム(緑色に葉っぱ)
◇1食の総エネルギー量が650キロカロリー未満
◇塩の含有量は3区分とも1グラム未満
◇審査などはなく、基準を満たせば、企業や店舗は食品やメニューにマークをつけることができる
◇たとえば、黄色と赤だけが表示された弁当であれば、緑の表示されたサラダも一緒に購入すれば「健康な食事」になる
◇3色そろうように購入すれば、栄養面で偏りの少ない食事を取ることができる
◇2015年4月から運用を始める
という。
タニタ食堂やアスリート食堂など、外食産業で「バランスのとれた食事」を消費者にしていただくために、カロリー表示や栄養バランスを考慮した組み合わせのおかずを提供するところが増えたが、コンビニごはんなどの調理済み弁当にも表示ができることは、「健康な人が多くなる国づくり」をするうえでは、重要であろう。
ただ、食と健康の専門家の方に聞くと、健康かつ安全な食品を摂取するという観点でいえば、栄養バランスよりも、食品添加物やコメの鮮度の方が重要といわれる方もいる。
認証マーク制度は、企業が自主的に「基準を満たせばマークを表示できる制度」ということになるが、個人的には、「厚労省、だいたーん」と少し驚きである。
普段から、弁当の献立を計画的に管理栄養士によって設計している事業者にとっては、「認証基準を満たしている弁当」ということは、裏付け証拠もちゃんと用意できて、余裕である。
しかし、弱小弁当屋は、まともなカロリーや塩の使用量などを計算せずに、「マークだけ付ける」ところも出てくるだろう。
そもそも「認証マーク」というからには、誰か(第三者)が基準を満たす食品か否かのチェックをしてこそ、「認証」である。
しかし、「自主的な表示」であるならば、車に付ける「若葉マーク」や「紅葉マーク」と一緒で「認証」ではない。
「認定・認証制度」に関わる仕事を、ずーっとしてきているので、チェックも受けない自主的表示を「認証」と安易に呼んでほしくない!
おそらく、基準を守らずに表示しても、罰則規定はないだろうから、適当に表示する業者もたくさん出てくるだろう。
したがって、「栄養バランスが取れていると思われる程度」の「気休めレベル」の表示制度になる気がする。
きっと、消費者庁や国民生活センターに「この弁当の表示はおかしいんじゃないか」という問い合わせが増えるに違いない
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