「ものが売れない時代」になったといわれるようになってから久しい。

生活をしていく基礎として使われる言葉「衣食住」でも、「住」に関しては、デブレ傾向が進んできた近年においても、さほど暴落していないと思うが、100円均一ショップがどこの町にもある時代となり、「衣・食」に関して言えば、こだわりを捨てれば、容易に、そして安価に揃ってしまう。


個人的には、若い時代は、ビジネスバックやスーツなどのブランド物に凝った時代があったが、今では、私服のサイクルは56年と長期にわたって同じものを着ている。

基本的に、衣服に関しては「機能を果たさなくなる」・・・つまり、破ける、伸びる、色落ちするなどの劣化をしない限り、以前のように、「まだ使用できるのに買い足す」ということが減った。

要は、流行に敏感に反応するおしゃれさんじゃなくなっちゃったんですね。


しかし、最近、テレビで見て「これは買いたい」と思った商品があった。

それは「逆びらき傘」である。

要は、「濡れた傘をたたむと、自分はもちろん、周囲にも迷惑をかける」という問題点を解消したのだ。

製造販売は「GAX(ぎゃっくす)」というメーカー。


GAXのウェブサイトでは、「既存の傘との違い」として、

(以下ウェブサイトより引用)

1 傘布の開き方、閉じ方が全く逆になります

2 濡れた面が、内側にくるため、周りを濡らしません

3 車に乗り込んだ後に傘を閉じることができます

  降りる際もドアを少し開けるだけで傘を開くことができます

とある。


「問題解決」の基本となる「問題に気づくための4つの視点」は、

1)発生型の問題

2)理想の追求による問題

3)将来を見通して想定する問題

4)ありたい姿との差による問題

であるが、この「逆びらき傘」は、「ありたい姿との差」に着目した商品開発である。

つまり「傘は閉じると濡れる」という前提を取っ払い「閉じても濡れない傘」という点で問題解決したのである。


現在、通販で、この「逆びらき傘」をお取り寄せ中であるが、まだまだ、工夫次第では、「売れるもの」が作れると感じた次第である。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ393号より)


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