札幌市営地下鉄の駅内の掲示板に「当駅の節電への取組み」という張り紙がされていた。
その張り紙によると、「利用者のみなさまにはご不便をおかけしてすみませんがご協力と理解をお願いします」という案内に加えて、具体的なその駅の取組みとして、
◇券売機・改札機の一部停止
◇コンコース証明の一部消灯
◇駅名標識灯の一部消灯
◇広告および自動販売機の一部消灯
◇エスカレーターの一部停止
を実施しているとのことであった。
実際に利用してみて、時間帯によってだと思われるが、エスカレーターは停まっており、照明も間引きされ、広告標識も一部が暗くなっていた。
広告に関しては、近くで見ている分には、あまり感じないが、反対側ホームの広告を見ると、明かに暗く、目だっていない。
広告主に対しても当然、理解を求めていると思うおが、広告料金の減額など、費用面での配慮もあったのかな、とゲスな感想も持ってしまった。
実際、北海道の場合、北海道電力の泊原発は停止中であり、電気を大量に使用する事業者は、節電が社会的にも急務であり、利用者であるわたしたちも、「まぁ、こういうご時世だし、仕方がない話だよな」と理解している人が殆どであろう。
札幌市営地下鉄の場合、こうして、環境への取組み(節電)を掲示板を通じて利用者に「外部公開」しているわけであるが、話は逸れるが、「業務効率」という点では、駅員さんのお仕事として「汚物の処理」は、結構、大変だよな、と思う。
少し前に、早朝の地下鉄に乗った際に、駅構内で、始発を待っていたと思われる「朝まで飲んでいた」と思われる乗客が、嘔吐した。
駅員さんは、すっ飛んできて、嘔吐された人の意識の確認と吐しゃ物の処理を行っていた。
この仕事は、駅の機能や責任として「当然のごとく付帯している業務」と捉えることもできるが、これだけ、世の中が、コストに対してシビアな時代であれば、「特別に生じる業務」として、業務効率の観点から、嘔吐者から清掃代の一部を負担してもらってもいいのではないかという気もする。
仮に、嘔吐者が、ノロウイルスに感染していたら、その処理はさらに複雑化するわけで、相当な労力である。
話はさらにズレるが、利用していて気がついたが、札幌市営地下鉄は、「南北線」「東西線」「東豊線」と3系統の路線があるが、確か、すでに「南北線と東西線」はワンマン運転化が実施されている。
駅にホームドアが設置されたことにより、乗客の安全性も増したが、併せて、運転手に車掌業務もさせることができ、人員削減を図ったわけだ。
調べると、東豊線がまだ、ワンマン化されていないようであるが、その理由は「携帯電話が使用できない箇所があるため」らしい。
要は、ワンマン化を実施するにあたり、携帯電話の安定利用確保を図らなければ、下界との連絡手段が確立されておらず、不測の事態が発生した場合を考えると、連絡手段が不十分であり「車掌が現在はまだ必要」という理屈なのだろう。
実際、南北線と東西線は、基本的に、走行中でも電波が切れることはない。
しかし、東豊線は、まだ携帯のアンテナ網が路線全体に張り巡らされていないようで、駅構内は電波があるが、走行中は、電波が途切れる。
話を戻すと、目の不自由な乗客や酔っ払いの「ホームからの転落や電車との接触防止」が「ホームドア設置の大目的」ではあるが、副次的(もしかしたら真の目的かも?)な結果として、ホームドア設置は「運行係員の削減」にも繋がっているんだなぁ、と思う。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ395号より)
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