わたしたちは、小学校の理科の授業で「カメレオンは保護色の動物です」と習った。
いわば、カメレオンに関する「常識」である。
確かに、カメレオンは、人間の目線で捉えると、
◇葉っぱなど緑のところでは緑色に変化
◇木や枝など茶色のところでは茶色に変化
している。
これは、視点を人間目線で考えれば、明かに「カメレオンを見つけにくいから保護色」である。
しかし、カメレオンは、天敵である「鳥」に捕獲されて食べられてしまう。
それは、鳥が、人間の目と違って可視光線領域だけでなく、紫外線領域まで識別できるからだ。
つまり、人間の目では、カメレオンを見つけにくいから「保護色」という位置付けであるが、天敵である鳥の目線で考えれば「からだの色を周囲の色に合わせた所で無駄な抵抗」なのである。
したがって、保護色とはいえない。
つまり、カメレオンが「周囲に合わせて色を変える」のは、「自分を保護する」というより、「カメレオンが捕食対象としている紫外線領域まで識別できない小動物(ハエなど虫)に気づかれないように色を変えているのが「カメレオンが周囲の色に合わせて色を変える」真相だ。
要は、カメレオン目線で考えれば、「保護色」ではなく、「攻撃色」と言えるのである。
わたしたちは、とかく、「人間中心」でものごとを捉えがちだ。
しかし、動物目線や植物目線、自然環境目線などで捉えれば、また、違ったものの見方ができ、発想も広がるのだと思う。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ365号より)
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