少し古い話題ですが、今年の3月に、JR西日本がセブンイレブン・ジャパンと提携するという報道があった。
確か報道では、
◇2014年の夏から、JR西日本管内にある約500のコンビニと売店をセブンイレブンに転換
◇約500のコンビニと売店の内訳はコンビニ「ハート・イン」約200店と売店「キヨスク」約300店
◇セブンイレブンは、JR西日本子会社のジェイアール西日本デイリーサービスネットとフランチャイズチェーン(FC)契約を結ぶ
となっていた。
JR西日本には、独自のコンビニ「ハート・イン」とスタンド型売店の「キヨスク」があるから、何も、大手コンビニチェーンのセブンイレブンとフランチャイズ契約を結ばなくてもいいのではないか、と思うが、接客サービスから商品の品ぞろえまで、マニュアル化され、高いレベルで確立されたフォーマットを有するセブンイレブンとの提携は、消費者の利便性を高め、結果としてJR西日本子会社の収益もアップするとの読みなのかもしれない。
(実際、京浜急行の駅売店がセブンイレブンに転換したら売上が3~5割伸びたという)
ただ、別の見方をすれば、セブンイレブンと業務提携(フランチャイズ契約)を結ぶことで、セブンイレブンのノウハウを吸収し、10年、15年というスパンでは、セブンイレブンとの提携を解消し、再度、独自ブランドの巨大なコンビニチェーンに生まれ変わるという遠大な戦略があるのかもしれない。
話は少し逸れるが、個人的には、JR西日本管内のコンビによりJR東日本管内のコンビニやキヨスクを利用することが多い。
JR東日本管内のコンビニと言えば「ニューデイズ」。
個人的には、駅コンビニ・売店では、新聞や雑誌を購入するケースがほとんどだが、ホームにニューデイズがある場合、「買いそびれるケース」が多い。
その理由は「レジが、行列ができて遅い」からである。
ホームには、スタンド型のキヨスクを設置して欲しいが、最近は、人員不足なのか、戦略なのか、ホームにコンビニ版のニューデイズがなぜか多い。
また、キヨスクでも、Suicaなど電子マネーで支払うことが多いが、これがまた、意外と時間がかかる。
Suicaが普及する前だと、キヨスクのおばちゃんと言えば、暗算が得意で、レジ以外の所から客がお金を出しても、パッぱと処理して、まるで手品師のようだった。
商品のバーコード読み取りや電子マネーの利用により、ビックデータが集まり、商品の品ぞろえなど、データ分析はできるようになったと思うが、電車がホームに入ってきてからも、5~6人の客を同時に瞬時にさばいていた20年ほど前のキヨスクのおばちゃんのあのスキルはもう絶滅したんだなぁ、と思うと、ちょっとさびしい気もする。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ385号より)
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