『東京都議会の本会議で、みんなの党の塩村文夏都議(35)に対し、複数の男性都議が「早く結婚しろ」「産めないのか」などのセクハラともとれるやじを浴びせた問題』が、いま、話題となっている。
メディアの報道によると、
◇主要な海外メディアが野次問題を報道している
◇やじの撤回と謝罪を求めるインターネットの電子署名でも6万3000人以上が集まった
というから、世の中の反響はもの凄い。
20年前の社会通念ならともかく、これだけ、男女同権が「あたり前の価値観」になっているいま、「早く結婚しろ」「産めないのか」といったヤジは、まともな会社組織であれば、「一発レッドカード」である。
「議場のヤジは華」という古い価値観が、政治家の中に残っている証拠で、とても、政策を議論する場の発言ではない。
そもそも、政治とは、「社会的な価値観の変化から、今後の社会を予測し、長期的に、どのような政策を取っていくか」を議論する場である。
少子化、高齢化にともなうさまざまな社会的な問題は、もう、何十年も前から予測がついていたことであり、そのために「政策でその問題を改善する」ことが政治の役割のはずだ。
つまり、「少子化問題」であれば、その原因のひとつである、子育て支援や、結婚しても働きやすい社会環境や制度作りが、月並みだが必要である。
もちろん、昔の価値観なら「少子化対策の一番の解消は、女性はさっさと結婚して、子供を産め」という、ヤジの発言さながらが手っ取り早い。
しかし、いまは、女性も働く時代であり、組織の中の、勤務体制や昇進などに、結婚や出産、子育てが事実上の弊害となるような社会では、あってはならない。
つまり「女性が早く結婚して子供を産まないから少子化になるんだ」という価値観は、事実ではあるが、その原因となっている事象を解消する政策を打ち出して、決めていくのが政治なのである。
・・・と、月並みなことを書いてしまいましたが、塩村都議のお顔をニュースで見て、「どこかで見たことのあるお顔だよなぁ」と思い、ネットでチェックすると、なんと、2007年度(第14期)の「恋のから騒ぎ」メンバーさんなんですよね。
ユーチューブで、当時の放送をチェックして、「あっ、いたいた」とあらためて思い出しました。
から騒ぎの時は、キャラ作りもあったかもしれませんが、「美人だけど強気な女性」キャラでした。
付きあった男性から(結婚していたわけじゃないのに)慰謝料を1500万円取ったことがあるとか、デートに出かけたら、勝手に1万5千円のコースを注文させたとか、なかなかの「高飛車キャラ」であった。
塩村都議の、みためのイメージは「おしとやかな女性」であるが、美貌を武器に、女性っぽさと勝ち気な性格を使い分ける「なかなかのツワモノ」である。
声紋分析をして、ヤジ発言者の特定をして、正式に都議会に処分を求める申し立て(※現在は、議長はまだ特定されていないとのことで受理していない。申し立ての期限は当該議会の3日後までにしないとだめらしい)をするという。
なかなか、手強い相手を、(おそらくヤジの主は自民党議員?)敵に回してしまったものだと思う。
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