韓国の珍島(チンド)沖で発生した旅客船「セウォル号」の沈没事故について、2014年4月29日に、朴槿恵大統領が青瓦台で開いた国務会議において、「事故の予防および事故後の政府の対応は不十分だった」と認め、謝罪の意を述べたことに遺族から批判されているという。
批判されている理由は、
「非公開の場での謝罪は本当の意味での謝罪ではない」
ということらしい。
また、朴大統領が29日の午前に犠牲者の弔問を行ったことについても、遺族代表は、
「まるで広告の撮影にでも来たかのようだった」
「実際の行動を伴わない謝罪は本当の意味での謝罪ではない」
「葬儀や追悼よりも、いまだ発見されていない子どもたちのことを優先して考えて欲しい」
と非難したという。
事故の遺族の方々には申し訳ないが、「5000万人の韓国国民のトップである大統領が、民間客船の沈没事故で、お悔みは述べても、事故に対する謝罪をするべき立場にはない」と思う。
もちろん、事故遺族の感情や心情に対する配慮は必要だったので、謝罪するのであれば、
◇非公式の場ではなく、記者会見で国民に対する謝罪する
◇文面を読まずに、自分の言葉で謝罪する
といった対応をするべきであっただろう。
セウォル号の沈没事故については、
◇船級検査のあり方
◇救命艇など緊急事態の装備品に対する定期検査のあり方
◇緊急事態に対する避難誘導など船員教育のあり方
◇通報を受けた海洋警察の初動対応のあり方
◇マスメディアを含めたあいまいな情報拡散による混乱
など挙げればキリがないぐらいの法律や組織の管理体制の不備がある。
大統領としてすべき事は、事故直後に、現場で遺族に慰めの言葉を掛けるよりも、各官庁に適切な対応を指示し、待機していた米軍や日本の海上保安庁や海上自衛隊への応援要請をすべきだったのだ。
今後、気になるのは、朴大統領が、国民の政府に対する批判のかわし方である。
韓国では、政治や経済など失政に対する国民の不満を反日など国外に向けることで、ごまかす傾向がある。
今回も、日本批判をすることで自らの立場を守ろうとするのではないだろうか。
韓国国民の大多数が、そこまでバカでないことを祈りたい。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ383号より)
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