2014年5月2日付の産経新聞に、
『10日で辞めた新入社員、人事が諭した「下積み10年」論は今も正しいか』
と題した記事が掲載されていました。
記事を引用して、概要をまとめると、
◇話題になったのは、家電量販店のヨドバシカメラの採用担当者が4月中旬、就職情報サイト「リクナビ」の人事ブログに投稿した「新入社員が退職した。」と題する記事
◇入社10日にして退職を決め、公務員を目指すという新入社員に対して、採用担当者はこの若者が大好きだというゲームを引き合いに、働くことの意義を説いた
◇「社会人の時間は長い。22歳で入社して、定年は60歳。約40年もの年月だ。つまり社会人にとって入社後の10年は、大学で言えば1年生に相当する」と、大学野球部の下積み期間にたとえ、短期間での離職を繰り返さないよう戒めた
◇この記事は大きな反響を呼び、リツイートによる拡散は3000以上に達した
◇反響の多くは「良いこと書いてある。俺も頑張ろう」「これはすばらしい! 新人に仕事の意味を考えさせるこの手法はぜひ共有したいものだ」と採用担当者のメッセージに共感する内容だった
◇一方、「面白くないと思っている人に無理やりやらせても辛いだけ」などの批判的な反応も、少なからず見られた
というものだ。
つまり、記事によると、この人事担当者の諭し方を素晴らしいというものが多い一方、
「『昔の昭和の人』には相当好感を持って受け入れられる文章だろうが、今の若者にはどうかな?」
「最初の10年は大学でいえば1年生」という議論の有効性は、同じ会社に定年まで勤め続けられることを当然の前提としている」
という意見も多かったという。
要は「昭和の価値観に基づく諭し方だというわけだ。
確かに、昭和の価値観は「終身雇用」「年功序列」で自明あったが、今の時代は、それを望む若者もいるが、必ずしも自明ではないことを表しているのだろう。
話は全く変わるが、「昭和の感覚」が「天皇誕生日」である。
平成26年にもなるのに、わたしの中では、いまだに、「天皇誕生日=4月29日」が頭に浮かぶ。
「4月29日生まれ」の友人や知人がいると「天皇陛下さまと一緒の誕生日だね」と会話の中で反応することがあり、相手も「そうそう」と返してくれるが、おおよそ昭和55年(1980年)以降の生まれの人は「??」という表情をしている。
同じように「天皇陛下さま=昭和天皇」であり、「平成天皇=天皇陛下の皇太子さま」であるが、このような感覚の分岐年代もだいたい1980年が境になっている感じがする。
月並みだが、例えばなしをする時は、相手の年齢を考慮して話をしないと、まったく通じず、共感も得られないことを理解しておくことが重要ですね(汗)
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