2014414日に、川崎市宮前区の商業施設「フレルさぎ沼」の敷地内で、ケヤキの枝が折れて、下を歩いていた6歳の女の子の頭を直撃した事故が発生した。


各メディアの報道では、

◇ケヤキの樹齢はおよそ40年(樹木の管理者は東急ストア)

◇重傷を負った女の子は頭の骨を折った

◇枝はおよそ6.5mの高さから落下した

◇落下した枝の重量は約20キロあった

という。


この「落木事故」のニュースを目にした時に、わたしが思い起こしたのは、「2006年の十和田八幡平国立公園の国有林の遊歩道でブナの枝が落下し重傷を負った女性が国と県に対して損害賠償を求めた裁判の判決」である。

この裁判では、裁判所は、国と県の不備を認め、損害賠償を命じる結果となった。


当時、コラムで、わたしは、「国や県が管理体制として再考する点」について、

1)公園の設計時に遊歩道付近の落木の危険性をレビューする手順になっていたのか
2)公園の設計時に安全性などを表示した看板設置等、遊歩道に必要な環境は検討されていたのか
3)日常の公園管理(園内巡回監視など)手順は適切だったか
4)ブナなど樹木の剪定管理は適切で剪定頻度の適切性は検証されていたのか
5)樹木の剪定管理を含めて公園管理者の力量は明確にされて担保されていたのか
6)樹木の成長や老朽により公園管理方法は見直す必要はなかったのか

6点について挙げていた。

http://blog.logcom.jp/?day=20060409


今回の商業施設でのケヤキの落木についても、警察は管理状況を確認し、刑事責任があったか否かを調査しているらしい。

責任問題とは別に、事故の予防対策として考慮すべき点は、2006年の国有林の落木事故の際にわたしが提起した点とほぼ同様である。


それにしても、こうした問題を恐れてか、国や自治体が管理する公共の街路樹の剪定が最近は極端だ。

要は、枝を剪定されまくり「丸坊主」にされている樹木が目立つのだ。

街路樹予算が限られているので、樹木の専門家に依頼しての日常点検はきびしく、「ならば大胆に枝を剪定しちゃおう」という発想だと思うが、「責任問題を恐れるあまり街路樹としての風情が台なし」なのは残念だと思う。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ381号より)



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