高校の1年生の担任教諭(女性)が息子さんの高校の入学式に出席するために有給休暇を取得し、職場の入学式を欠席したことが話題になっている。


意見は、真っ二つで、

◇生徒と親御さんとの信頼関係を構築する入学式を欠席するとは教師としてとんでもない行動

と考える派と、

◇教師であっても人の親だし、学校長の許可をもらって休んでいるから認められるべき

と考える派に大きく分かれている。


私見であるが、「わたしが教師をやっていたら」と考えれば、おそらく、生徒と親御さんとの信頼を築く場として入学式は大きな要素を占めると思うので、自分の子供の入学式は、旦那(あるいは奥さん)に任せ、職場の入学式に参加したであろう。


PTA活動に熱心な親御さんを除き、学校に来るケースは、高校の場合、滅多にないから、「入学式というタイミング」で生徒の保護者と会えないと、今後、個別の生徒指導をする場合、保護者の顔が見えないわけで、なんとなく、わたしが先生をしていたら、不安に感じるからだ。

また、親の立場であれば、「自分のこどもがお世話になる担任の先生に会っておきたい」と思うのではないだろうか。


ただ、「教師も一労働者」、「教師も人の親である」という観点で考えれば、今の時代、俳優という仕事で例えれば、「親の死に目にも会えない」という昔からの「業種特性」による慣習的な労働条件は、少し改善されるべきで、「プライベート」を少しずつ優先する考え方に変わってもいいのかな、とも思う。


実際、「先生という仕事は、プライベートは全く無視される職業である」と考えなければならないのであれば、優秀な人材は集まり難い。

また、高校の場合「副担任」制度があるから、副担任から「担任の先生は、自分のお子さんも入学式なので、今日はお休みです」ときちんと説明があれば、不満を漏らす親は少しはいると思うが、概ね納得されるだろう。


余談ですが、わたしの場合、親が学校の入学式や卒業式に出席したのは小学校と中学校だけで、高校や大学の時は、親は一切出席していない。

親自体も出席することに極めて積極的ではなかったし、私自身も、親と一緒に行動するのが恥ずかしい年頃で「来なくていいよ」と伝えた気がする。

いずれにせよ、「教師のプライベートの優先度」に対する考え方は昔から変化しており、学校側として、なんらかのマネジメントが必要だったのだろう。


話は、少し逸れるが、わたしの中学時代のエピソードであるが、1年生の時の担任だった先生(英語教師)が、3年生ではわたしの担任ではなかったが、隣のクラスの担任になった。

確か、6月ぐらいだったと記憶していますが、妊娠が発覚し、年度の途中で産休に入った。

その時、PTAやそのクラスの保護者は「受験の年である3年生の担任に、なぜ新婚の教師を担当させたんだ!」とか「3年生の担任なのに妊娠して産休を取るだなんて、教師としての自覚が無い」、「教師の妻を持ったのに、妊娠させるとは、旦那も自覚が無い」とカンカンだった。


当時は、妊娠して産休を取った先生は、めちゃめちゃ批判され、学校関係者ではない「旦那」まで、親たちから中傷されていた記憶があるが、今の時代なら、きっと「先生だって一労働者だから、お休みはもらって当然」と先生側はもちろん、親御さんも「しょうがないよね」と寛容的な考えに変化しているのかな、と思う。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ381号より)


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