2014年4月10日付のスポニチアネックスによれば、
「日本野球機構(NPB)は10日、1軍公式戦で使用している統一球の反発係数の検査結果を発表した」
ことを報じていました。
結論からいえば、「今季の統一球はやはり飛び過ぎだった」そうです。
記事によると、
◇3月29日の開幕第2戦が行われた6球場で各1ダースずつ検査した
◇その結果、統一球の反発係数の上限である0・4234を上回る、平均0・426という数値が出た
◇昨年4月の検査では平均で0・416だった
◇反発係数の基準値を上回る“違反球”が使われていたことになり、NPBは製造メーカーのミズノ社に原因究明を指示した
◇NPBはシーズン中に定期的に行っている検査の結果を発表する方針を決めていた
という。
それにしても、なぜ、基準値から外れたボールがミズノから出荷されてしまったのでしょう。
ミズノの調査結果が早く知りたいところです。
硬式野球のボールは、工業製品とはいっても、材料は、「コルク(またはゴム)に糸を巻き付け、牛革」ですから、金属部品のように「精度の高いまったく同じもの」は作れません。
だから、許容範囲が設けられているのですが、ミズノでは、おそらく「全数検査」されているハズです。
仕組みで考えると、「なぜ、基準値を外れたボールが出荷されたのか」疑問です。
NPBの記者会見を聞いていて、印象として感じたのは、「他人事っぽい」ことです。
プロ野球ファンを裏切る事態なのだから、謝罪のルールである「社長限界でしょ」(謝罪、調査結果、原因の明示、改善策の提示、処分・賠償)を踏まえて、これらを含んだ会見内容であるべきであるが、それぞれが不十分だった。
製造元のミズノは、ミズノできちんと原因究明、改善して欲しいが、NPBとして、定期的な検査をして基準値から外れていた場合の措置もきちんと決めて欲しい所である。
ファンに、検査結果の事実を公表するだけでは、子供の使いであり、選手が安心してプレイに励み、ファンの野球というスポーツに対する信頼を担保するプロ野球を管理する団体としての機能と責任をはたしていないことをもっと自覚すべきである。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ380号より)
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