201442日のテレビ朝日の報道で、「330日に発生した沖ノ鳥島の工事現場の事故で、桟橋の曳航実験は工事着工前に実施していなかった」ことを報じていました。


報道によると、

(以下引用)

「沖ノ鳥島で長さ30m、幅20mの桟橋が曳航中に転覆し、桟橋に乗っていた作業員16人が海に投げ出されて5人が死亡しました。その後の国土交通省への取材で、工事業者が事前に桟橋を浮かべる検査はしたものの、曳航する実験は行っていなかったことが新たに分かりました。国交省は、事故原因の調査のため、近く第三者委員会を設置するとしています。」

(引用ここまで)

だという。


事故発生後の記者会見で国交省の担当者は、記者からの質問に対して「桟橋の転覆事故は想定していなかった」と回答していたが、これで、どうやら「事故想定の甘さ」が指摘されても仕方がない事態になるのかもしれない。


通常、類似の工事実績が数多くあり、これまでに問題も指摘されていなければ、「桟橋の曳航実験」を事前に行わなくてもいいかもしれない。

しかし、おそらく、今回計画されたような工事は、事例が少ないはずであり、「施工計画の妥当性やリスクを必要以上に評価し、その上で作業手順を決定」しなければならないはずだ。

そうでなければ「妥当性のない手順」でいくら「手順通りの作業は行いました。工事に瑕疵はありません」と説明されたところで、全く意味がない。


詳細は、あくまでも第三者委員会の調査結果を待つばかりであるが、今回の事故は気象条件や作業ミスではなく、「施工手順にそもそも妥当性が無かった」という人災的要素が強い事故だったと言えるのかもしれない。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ379号より)



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