2014年4月4日付の時事通信が、
「ロシア中部オムスクのチーズ製造工場で、チーズの原料となる牛乳が張られたたるの中で、上半身裸の従業員が戯れている写真がインターネット上に掲載された」
ことを報じていた。
記事によると、
◇ロシアの当局は4月4日、衛生基準に違反する疑いが強いとして、刑事捜査を始めた
◇工場従業員の1人が交流サイト(SNS)に「われわれの仕事はとても退屈だ」などと投稿した
◇従業員6人が牛乳に漬かりVサインをする写真もあった
◇ほかにも、汚れた製造所で、裸でチーズをこねている場面を映した動画が出回っている
◇捜査当局によると、今年は既に14都市で、同工場で作られたチーズ49トン以上が販売された◇ロシアの食品監督当局は3月、この工場製のチーズの販売を禁止した
◇裁判所は今月3日、工場を40日間閉鎖すると発表した
という。
交流サイト(SNS)はおそらくツイッターかfacebookであろう。
それにしても、日本でもこの手の事件が去年はよく話題になった。
コンビニのアイス用の冷凍庫や食品の冷蔵庫に横たわった写真が掲載されたコンビニは閉店し、アルバイト定員にコンビニ店やコンビニを運営する本部が損害賠償を求めたのは有名な話だ。
やはり、万国共通で「武勇伝を人に伝えたい欲求」はあるのだろう。
それにしても、この情報化時代、投稿後の影響は考えなかったのであろうか。
ただ、このような事件の発生で、食品工場や食品を扱う倉庫やスーパー、運送会社など流通機関の衛生管理意識はより強化していると思う。
実際、わたしも仕事で食品工場に訪問することが多いが、一昔前は、衛生的にはセーフかもしれないが、お世辞にも「えっ、こんな古びた工場で、食品を製造しているの??」という工場がたくさんあったが、いまでは、取引先の要求もあり、工場に対する要求レベルや従業員の衛生管理レベルが相当高くなった。
わたしたちもそうであるが、どうしてもそこで働く人の意識としては「業界の常識」であっても、「世間の非常識になる側面」はどの世界にもある。
しかし、こうした事件を含め、世間の反応で、「牛乳の容器で入浴」は言語道断であるが、予防的に社員の衛生意識の向上など教育も徹底されている。
それにしても、会社を潰そうと思ったら、今の時代、こうした出来事で一発だな、と思います。
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