2014年4月1日に、理化学研究所の調査委員会は、STAP細胞
を巡る疑惑について、東京都内で開かれた記者会見で「小保方晴子研究ユニットリーダー」による研究データのねつ造と改ざんを認めた。
4月1日付の毎日新聞によると、
◇調査委員会の石井俊輔委員長は、
→「科学的考察と手順を踏まえていない。改ざんに当たる研究不正行為を行ったと判断した」
→「データの信頼性を根本から壊す」
(学位論文に関連する画像データの流用について)
→「画像データの由来を科学的に追跡できない」
(3年間の実験ノートが2冊しかない)
→「不正があったかどうかが調査委員会の目的であり、委員会のミッションを超える」
(STAP細胞の存在自体について)
と回答したという。
記者会見をテレビ報道で見た印象だと、理化学研究所は、当初の発表の雰囲気とは一変して、「小保方氏を切った」「早くこの騒動の幕を引きたい」という印象だ。
当初の会見では、画像データの流用などについては「悪意のあるミス」とは言い難いなどと研究プロセス自体の「ねつ造・改ざん」ではないというような、空気があった。
今回記者会見で石井委員長が「ねつ造と改ざんがあった」と結論付けたプロセスも、「科学者の倫理観としてありえないし、有ってはならない」というレベルであり「ねつ造と改ざん」を断定できるものではない。
しかし、記者会見で小保方氏が所属する研究機関が「ねつ造、改ざんがあった」と発表すれば、世間的には「この実験は全てがデタラメ」と判定されたことになり、小保方氏サイドが「不服申し立て」をするのは当然だろう。
なにせ、小保方氏は、「実験にミスがあったがたまたまSTAP細胞のようなものが発見された」のか「新発見との勘違い」なのかなど、他の科学者からもSTAP細胞の存在が否定されているにもかかわらず、「STAP細胞が存在することを全く疑っていない」わけだから、「このミスは理研のガイドラインではねつ造・改ざんにあたらない」と主張したいのだろう。
世間の流れは「小保方氏アウト」の流れなので、例えば、以下のような小保方氏に有利に働くケースになった場合、理研は、その場合も「ねつ造、改ざん」と断定できるのだろうか。
◇研究データの記録方法はずさんだったが研究そのものは正しかった
◇ネイチャー誌に掲載された画像は見栄えのいいものに差し替えられたが新発見を示す画像は不鮮明だがあった
◇理研やバカンティ教授のハーバード大が発表した「STAP細胞の作り方」によって他の科学者によって実験が再現された
理研は、といったことが証明された場合、
わたしの個人的見解では、今回の騒動は、
◇小保方氏はSTAP細胞の存在を信じて疑っていない
◇小保方氏をはじめ笹井副センター長など功名心のために論文のチェックがずさんになった
◇ビックネームが欲しい小保方氏サイドと新発見に名前を連ねたい共同研究者という構図
◇小保方氏が研究者としてデータの記録方法など研究プロセス、倫理観、論理能力について未熟だった
◇理研の研究管理体制に見直すべき点があった
といったことから起きた問題であり、小保方氏だけの問題ではないと思っている。
しかし、理研は「小保方氏の問題」として切り捨てることで、理研内部の管理体制に責任が及ばないようにしたのではないだろうか。
しかし、これで小保方氏の復権はもうないだろう。
そもそも、理研にいられるか否かも不透明であるし、小保方氏を雇う研究機関もないだろう。
わたしたちの興味としては「研究プロセス」はともかく、いち早く、誰かが、再現実験を成功して「STAP細胞自体の存在」だけでも証明して欲しいものだ。
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