2014年3月19日に水谷豊さん主演の人気刑事ドラマ『相棒season12』(テレビ朝日系)の最終回の放送がありました。
各メディアによると、「2時間超のスペシャル版」の平均視聴率は19.6%で、全19回放送された今シーズンの平均視聴率は17.4%だったという。
この数字は、前シリーズを0.1%上回っているそうです。
相変わらずの「安定した高視聴率」番組です。
もちろん、わたしも最終回はしっかり視聴しました。
番宣で3代目の「相棒」である甲斐享を演じる成宮寛貴さんが「銃撃シーンで殉職か?」と煽っていたので、ついつい最後まで見てしまい、わずかなCMを挟んで、余韻を残したまま「報道ステーション」という流れなので、多くの視聴者が、「ずっとテレビ朝日にくぎずけ」になってしまうわけです(笑)
テレビ朝日と言えば、昔は民放4社(日テレ、TBS、フジ、テレ朝)の中ではダントツで視聴率はビリ。
また、ドラマも2時間ドラマは別にして、連続ドラマでは、あまりヒット作に恵まれていませんでした。
それが今では、「相棒」や「ドクターX 外科医大門未知子」シリーズとヒット作連発です。
また、バラエティも「ロンドンハーツ」や「アメトーーク」などヒット番組が多く、編成が上手いので、例えば「相棒」や「ロンドンハーツ」、「ミュージックステーション2時間スペシャル」→「報道ステーション」とチャンネルを変えさせないテクニックも抜群です。
4月からは、「徹子の部屋」が「12時~」の放送時間帯に繰り上げになり「笑っていいとも」の後番組や「ヒルナンデス」、「ひるおび!」に対抗するそうであるが、結果が見ものである。
話が逸れたので、「相棒」に戻すと、主演の杉下右京役の水谷豊さんの「相棒」は、
◇season1~season7の途中までが、亀山薫役の寺脇康文さん
◇season7の途中~season10までが、神戸尊役の及川光博さん
◇season11~が、甲斐享役の成宮寛貴さん
と変遷している。
事実なのか噂なのか不明であるが、巷では、この「相棒役の交代」は、「主役の水谷さんの意向が強く反映している」のだという。
寺脇さんの降板は「相棒役は俺しかいない」と寺脇さんが発言し、それを耳にした水谷さんが激怒したという話で、及川さんの降板は「新シリーズの制作の話題が檀れいさんとの電撃結婚で霞んだ」ことを発端としているという。
水谷さんは「脇役は主役を立てるべき」という考えがあり、脇役が目立つのを嫌うのだという。
なかなか、役者の世界の「コミュニケーション」の取り方は難しいものだなぁ、と思う。
このあたりは「役者哲学」の話なので、シロウトがとやかく言うつもりはないが、企業経営でも似たような話がある。
「俺が俺が」で成長してきた中小企業の経営者は、とかく部下が目立つのを嫌う。
外で部下が褒められれば、その成長を喜ばしいと考えるのが「ふつう」だと思うのだが、わたしが企業指導等で経験した経営者の多くは「あいつより俺の方がまだできる」とばかり、仕事を横取りしたり、仕事にケチをつけて、部下を叱咤し、追いこんだりするのだ。
このあたりに関し、さらに成長する企業は、経営者が「部下が成長してきたのはいいこと、俺はマネジメントに徹しよう」と割り切って「部下の教育や社内の管理体制強化」に舵を切る経営者だとその企業は大きくなる。
しかし、「俺が俺が」をいつまでも続ける経営者だと、部下の人心は離れていき、常に「経営者の腰巾着のような二番煎じの社員」だけで企業としての成長は頭打ちとなる。
もちろん、企業を大きくすることばかりが価値観ではないし、社長を常に立てる取り巻き社員に囲まれていた方が経営者は「気分がいい」からそれも有りかもしれない。
ただ、企業の社会的価値や雇用の創出など社会的貢献的な意味でいえば、一般的には成長していくことが「正義」だとすれば、「経営者はいつまでもプレイヤー」でいてはいけないのである。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ377号より)
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